紳士服の企画・販売などを行う青山商事は11月10日、手がけている4つのブランドの商品やサービスを1つの店舗に集結して展開する複合型の「SUIT　SQUARE(スーツスクエア)」を、長崎市内の商業施設に開設する。同店舗の九州出店は今回が初めてとなる。
 








　スーツスクエアは、傘下ブランドの「ザ・スーツカンパニー」をはじめ、「ホワイト　ザ・スーツカンパニー」や「ユニバーサルランゲージ」、「ユニバーサルランゲージ・メジャーズ」の4つの商品を提供する店舗形態となっているもの。

　店頭では、その場に在庫のない商品であっても全4ブランドの在庫と連動している通販サイトから選ぶことが可能なウェブ連動の「デジラボ」サービスを導入。

　店内には、タッチパネル式の大型サイネージやタブレット端末を複数設置しており、これらの端末を通じて、通販サイトのほか全国各ブランドの店舗在庫から商品を注文することが可能となっている。同システムを利用して商品を購入すると自宅に商品が配送されるため、購入後は手ぶらで帰ることができ、後日、店舗に商品を受け取りに行く手間も不要となる。

　これまでスーツスクエアは、関東を中心に認知拡大を図っていたため、九州を含めた首都圏外のエリアは未出店だった。今回は、2022年に西九州新幹線が開業し、他県からのアクセスも便利になって幅広い年代の集客が見込める同市内の「アミュプラザ長崎」の新館がオープンするタイミングで出店を実施。まずは九州エリアのビジネスパーソンに認知拡大を図っていく考え。

　なお、同店舗の売り場面積は219平方メートル。特別企画として限定価格のスーツやコートのほか、数量限定の福袋なども販売する。