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スタートトゥデイ、ギフトサービス強化  カタログ配布やギフト券販売

2012年11月29日 10:37

2-1.jpgスタートトゥデイ(本社・千葉市美浜区、前澤友作社長)はギフトサービスを強化している。ファッション通販サイト「ゾゾタウン」の既存顧客に対してクリスマスアイテムを集めたギフト向けカタログを配布。一方で「ゾゾ」で使えるギフトカードを全国のローソン店頭で販売を始めた。誕生日や出産、入学などの贈り物としてギフトカードを利用してもらうことで新規客の掘り起こしにつなげる考えだ。

 クリスマスアイテムを集めたカタログは「ZOZOXMAS」(A5版・60ページ)。11月22日から「ゾゾ」の購入者全員に、商品に同梱して発送している。発行部数は非公開だが、12月上旬には予定部数の配布が終わる見通しという。

 カタログでは「ゾゾ」で扱う商品のうち約70ショップ・150アイテム以上を掲載している。

 同社によると、昨年までの実績では、この時期に男性が女性もののアクセサリーを購入する傾向が強かったため、カタログでは冒頭から10ページ以上を使ってアクセサリーを大きく訴求している。

 このほかコスメや雑貨、ラッピング用のギフトキットなども案内しており、クリスマス向けのギフトアイテムを打ち出して需要の掘り起こしを狙っている。また、ブランド担当者のおすすめアイテムやプレゼントに関するアンケートなども載せ、顧客が商品を選ぶ際の参考になるようにしている。

 掲載商品にはそれぞれ番号が振られており、「ゾゾ」の検索窓に番号を入力すると希望の商品が表示される仕組みになっている。

 同社がクリスマスアイテムを集めた専用カタログを発刊するのは初めて。昨年まではクリスマス用のギフトアイテム向けに「ゾゾ」にバナーを貼って特設ページに誘導していたが、専用カタログを作成して商品に同梱することで、より効果的にクリスマスのアイテムを提案できると判断したようだ。

 既存顧客へ向けてクリスマスギフトアイテムを訴求する一方で、11月27日には全国のローソンで「ゾゾタウン ギフトカード」の販売を開始した。

 オリジナルデザインのプラスチックカード型ギフト券で、5000円・1万円・2万円の3種類を展開する。

 利用期限は購入日から1年間で、「ゾゾタウン」のほかハイエンドブランドを扱う「ゾゾヴィラ」、アウトレット商品を集めた「ゾゾアウトレット」で使える。

 利用には会員登録が必要で、各サイトの決済画面でギフトカード番号入力欄にカード番号とPIN番号を入力すると購入できる。

 同社では、誕生日や出産、入学などのお祝いのほか結婚式の引き出物として、あるいはクレジットカードでの購入に抵抗がある顧客の利用などを想定。

 ギフトカードの展開で、顧客満足度の向上を図るほか、これまでに「ゾゾ」を利用したことがない新規客の獲得につなげていく。

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