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オイシックス、郷土料理の販売開始

2013年11月14日 10:50

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オイシックスは11月7日から、熊本県の郷土料理を簡単に調理できる献立キットを発売した。熊本県産の野菜を使用し自宅で簡単に郷土料理を再現できることが特徴となる。日本の食文化が無形文化遺産に登録される動きを受けて商品を開発。食材を使用した熊本県のキャラクター「くまモン」を起用してピーアールし、認知度向上につなげる。

 発売したのは「熊本の味 熊本県コラボ Kit Oisix」。熊本県産の食材をセットし調理時間20分で小麦粉の団子を入れた熊本県の郷土料理「だご汁」と、麦味噌を使用した「豚ロースの九州麦味噌漬け」の2品を調理できる。

 「だご汁」用食材に使用したさといもや大根、ごぼう、人参などの6種類の野菜は熊本県産のものを使用した。これまでオイシックスは、熊本県と連携し生産者の開拓を強化してきた。献立キットの販売を通じて、熊本県産野菜の消費拡大につなげる。

 商品開発は日本の食文化遺産の認定の動きに合わせて行った。自社顧客の9割で郷土料理に関心があることから、顧客のニーズに合致すると分析。「だご汁」の認知度は低いものの、調理時間20分で作ることができる「KitOisix」を通じて提案することで、自宅で簡単に再現できるようにした。

 発売に伴い、「だご汁」の拡販にはPRマスコットキャラクター「くまモン」を使用。献立キットのレシピブックで「くまモン」が調理のコツを紹介する。「くまモン」を活用して商品をPRすることで、認知度の向上につなげる。

 献立キットは今年7月に販売を開始しており現状、当初予想の2倍にあたる6万セットを販売しているという。「たご汁」をラインアップすることで、新たなレシピを知る機会を作り顧客のレパートリーの広がりにつなげたい考え。

 発売に伴い、11月7日に、「くまモン」を招いたイベントを開催。料理に興味がある既存客などを招待し、「だご汁」を作る料理教室を行った。また、東京・恵比寿の実店舗では炊き出しを行い、来店客に「だご汁」を配布したほか、商品購入者にシールなどを手渡した。「くまモン」をフックにPRし認知度を拡大したい考え。

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