ピーチ・ジョンは来年２月に発刊する春カタログで、サイズやカラー展開を充実させる。新商品の機能性下着「ワークブラⅡ」は、７色展開でＦカップまで用意する。また、衣料品についても、ベーシック商品の一部でＬＬサイズまでの４サイズ展開とする。一方、衣料品の取り扱いブランド数を絞りこんだ。日常に着用しやすいオフィスカジュアルを意識した品揃えで、ＯＬや働く女性の購買を促したい考え。

　２０１４年２月に発刊予定の春号カタログで定番商品「ワークブラ」の新商品「ワークブラⅡ」を投入。内側のカップ部分にメッシュ生地を使用したほか、通気性の良いスポンジに改良。これにより２０グラム軽量化し５０グラムとした。

　カラーは７色展開で、黒やモカなどのほか、フラミンゴやライム、ライラックなどの明るいラインアップを展開。サイズはＡ～Ｆカップまでを用意した。アンダーサイズは６５～７５（Ｂ・Ｃカップは８０）を用意した。

　「ワークブラ」は２０１２年春カタログで発売して以降、６２万枚を販売する定番商品となっていた。伸縮性があり通年で着用しやすい着け心地の良さが奏功しリピート購入が多かった。一方、これまでサイズがＣカップまでとなっていたため顧客層が限定されていたと分析した。サイズ展開を増やすことで購買層を広げる。

　衣料品は、定番商品ブランド「ＰＪ　ＢＡＳＩＣ」の一部商品で、サイズ展開を広げる。これまで、Ｓ～Ｌの３サイズから、Ｓ～ＬＬまでの４サイズに拡充した。加えてカラー展開を充実させる方針で、例えば、新商品のはっ水加工したボトムス「撥水チノパン」「撥水ハーフチノパン」はブラックやホワイト、キャメルの定番カラーに加えて、ピンクやブルーなどの春らしい色も展開する。日常で使いやすい定番アイテムは人気となると予想し、販売を強化していく考えだ。

　サイズ・カラー展開を増やした一方で、衣料品ブランドは従来から３ブランド減らして５ブランドに縮小。オフィスカジュアルを意識したデイリーアイテムを中心にブランドを絞り、働く女性のニーズに対応する。