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ルック ネット販売事業に本腰、仏社買収でノウハウ活用

2010年 3月 5日 19:45

051.jpg 中堅アパレルのルックは、ネット販売事業に本腰を入れる。2月下旬に自社通販サイトを本格オープンしたのに加えて、フランスの衣料品ブランドの日本事業を買収し、同社が運営するネット販売事業のノウハウも活用する。ルックでは、主力販路の百貨店などで客足が鈍る中、新たな販売チャネルとしてネット販売事業を強化・育成する方針で、自社通販サイトだけで初年度(2010年12月期)2億円、3年後には6億円の売り上げを目指す。

 同社が運営する「LOOK@e―SHOP(ルック・アット・イーショップ)」は、昨年12月18日にパソコン版、今年1月8日にモバイル版がプレオープンしている。

 サイト開設時は婦人衣料ブランドの「スキャパ」「ポール&ジョー」「ポール&ジョー シスター」のほか、バッグ・雑貨の「マリメッコ」「イルビゾンテ」を加えた5ブランドでスタートしたが、「メルマガ会員も予想以上に増えており、手応えを感じている」(同社)としており、2月26日には3ブランドを追加投入し、計8ブランドで本格オープンした。

 新たに通販サイトで展開するのは「プラス ホテル バイ ケイブロス」「リンク イット オール」「アメリカンレトロ」の婦人衣料3ブランドで、今後も順次、ブランドを拡充し、通販サイト限定の商品も投入する計画だ。

 ルックでは、ネット販売を新たな"売り場"として活用。「従来にないファンを獲得することで、収益に結びつけたい」(同社)とする。

 また、ルックはこのほど、フランスの衣料品ブランド「APC(アーペーセー)」を日本で展開するAPCジャパンの全株式を親会社のAPCSAS社などから取得し、完全子会社化した。

 APCジャパンの売り上げ規模は20億円強(09年12月期)だが、そのうちの10%をネット販売が占めていることから、ルックでは自社のネット販売事業の強化にもつながるとしている。

 ルックが展開するブランドは婦人衣料が主体。一方の「アーペーセー」はメンズラインも展開しており、新しい顧客層の取り込みにも期待している。年内はインポート商品を扱うが、11年春夏シーズンからは日本に合わせた商品展開に乗り出すことで、売り上げ拡大につなげる。
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