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フェアトレードカンパニー、デザイナーとのコラボ強化 ピープル・ツリーの春夏コレクション、津森千里さんなどと展開

2010年 3月15日 07:03

フェアトレードカンパニー(本社・東京都世田谷区、サフィア・ミニー社長)は、フェアトレード(公正な対価の商取引)の専門ブランド「ピープル・ツリー」の2010年春夏シーズンで津森千里さんなど5人の有名デザイナーを起用したコラボ商品を、3月上旬から販売開始する。オーガニックコットンなどの天然素材に、各デザイナーの"個性"をプラスした商品を展開することで、フェアトレード商品のイメージアップを図るとともに、新規顧客の開拓につなげる。


同社は、07年春夏から外部デザイナーと協業した商品を展開しており、今回は津森千里さん、三原康裕さんの2人の日本人デザイナーが参加。約1年をかけて商品化した。

 津森さんの「手織りコットン・チェック・ドレス」(写真=税込1万7000円)は、バングラデシュの生産パートナーが手織りした生地を使用。色鮮やかなチェックが特徴で、ネックラインとウエストの内側に通した紐でギャザーを寄せてシルエットを調整できる。

 三原さんは「手刺繍・スモック・ドレス」(同2万1000円)など4アイテムを制作。同商品はバングラデシュの職人による細かな手刺繍のモチーフがシックで華やかな存在感を演出。ウエスト部分をゴムで絞り、全体にふんわりと仕上げた。

 商品はバングラデシュやインド、ネパールのフェアトレード生産者の手作り。オーガニックコットンなどの自然素材を使用し、デザイナーの個性を現地の職人が商品化することで、ファッション性の高いフェアトレード商品が完成した。

 同コレクションはメディアへの露出も多いため、「ピープル・ツリー」のオリジナル商品と比べて売り上げ貢献度も高く、販売開始後すぐに完売する商品もあるという。

 今春夏のコレクションでは3千万円の売り上げを目指しており、同社の通販カタログや通販サイト、直営店に加え、カフェグローブが運営するセレクト系の通販サイト「セレクトカフェ」などでも一部商品を販売する。

 コラボ展開は来シーズンに向けても企画が進行しており、今回取り組んだ衣料品やアクセサリーだけでなく、雑貨などへも拡大させるという。
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