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「ヤフーショッピング」、〝商品のまとめ記事〟で訴求

2015年 2月19日 10:20

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「商品にまつわる"まとめ記事"作れます!」。ヤフーは運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の出店者向けに、自社で販売する商品にまつわる"まとめ記事"を作成できる機能「お買いものまとめ」の提供を開始した。インターネット上では特定のテーマに沿って関連する情報を集めた「まとめ記事」が増え、高いアクセスを得る人気コンテンツとなっているケースも。ヤフーはネット販売に関する"まとめ記事"の作成ツール提供でモール出店者に新たな販促ツールを提供し支援する。また、出店者によって作成される記事を「ヤフーショッピング」内のコンテンツとすることによってモール全体の集客強化や多様な切り口での商品提案による流通総額アップを狙う考えもあるようだ。

 「お買いものまとめ」は今年1月からヤフーショッピングの出店者向けに機能の提供を開始し、2月12日から記事の公開を開始した。「ヤフーショッピング」で販売する商品に関連する記事を出店者が商品ページのリンクのほか、ネット上の様々な関連情報なども組み合わせて自由に作成することができるもの。同機能の利用は無料で記事のテーマや記事本数の制限はない。「出店者であれば自由にまとめ記事が書ける。テーマ別やシチュエーション別など様々な視点から商品を紹介でき、デパートや雑貨店のように提案性のある売り場をウェブ上で作れるのでは」(同社)とする。

 なお、2月12日の公開時点でのまとめ記事は「蟹の王様タラバガニ!どういう食べ方が一番美味しいの?」や「【必見】一人暮らしのオススメ家電!春からの必需品はこれを買おう!」(画像)など3399本となっている。

 「まとめ記事」はヤフーショッピングのトップページなどにリンクを表示して、利用者を誘導する。トップページでは最上部のバナーや右側のヤフー側が推奨する商品を紹介するコーナー「編集部セレクト」内で、また、商品ジャンルごとのページ「カテゴリー」のトップや検索リスト、ランキングなどにもまとめ記事に誘導するリンクを表示する。

 ヤフーでは「お買いものまとめ」の開始で出店者の販促を支援する狙い。また、多く生み出されるであろう"まとめ記事"によるネット検索経由のヤフーショッピング全体の集客力アップのほか、従来から実施してきたヤフー側サイドの編集による季節ごとなどの特集企画による商品訴求に加えて、様々な出店者からの多様な切り口による商品訴求で利用者の潜在ニーズを掘り起し、流通総額拡大を狙う考えもあるようだ。

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