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らでぃっしゅぼーや 「糖質オフ」や「食物繊維」、健康面の悩みに合わせた食事販売へ

2017年 6月 1日 10:22

081.jpg らでぃっしゅぼーやは6月14日、健康の課題に配慮した食品の新ブランドの販売を開始する。ニーズや目的に合わせて、摂取したい栄養素や、カロリーや糖質などを抑えた食事を選べるようにする。健康への課題について、サプリメントではなく食事として解決したいニーズがあると分析した。まずは顧客にチラシを配布して認知度を高め、7月からは週刊カタログに専用コーナーを常設して取り扱う。健康食品などを含む健康サポート商品の年間売上高の10~15%の底上げを目指す。

 発売した新ブランドは「Rigato(リガト)」で、コンセプトは「足りないものはプラス、余分なものはカット」とする。目的やニーズに合わせて、食物繊維や鉄分、カルシウムなどの栄養素を摂取できる食事や、糖質やカロリーを抑えた食事を選択できるようにする。開発は女性メンバーが手掛けた。

 第1弾の品ぞろえはスープやパン、アイス、料理キットの4カテゴリー。スープは7種類で、それぞれに鉄分や食物繊維などの栄養素を1つ加えた。その日の体調やニーズに合わせて、必要な栄養素を選んで摂取できるようにした。温かいスープとして摂取することで、冷えなどの女性の悩みにも対応したという。

 料理キット「私が仕上げる10分キット」は、蒟蒻麺を使った3アイテムを展開する。1食200キロカロリー以下とし、中華めんに比べてカロリーを抑えた。自社の野菜を使い、ダイエット中の野菜不足にも配慮した。

 「リガト」は、既存商品に対するセカンドブランドとして位置付ける。カテゴリーをまたいだブランド展開は珍しく、他社とのコラボやグループ企業との連携など「リガト」だけを切り出した展開も想定する。これまで、安心安全にこだわって商品展開をすすめていたため、加工食品で添加物の使用が難しかったという。化学調味料や着色料、香料などは使わないコンセプトは従来通りとし、栄養素を吟味しながら健康に配慮した商品の開発をすすめる。

 発売に伴い、6月中旬以降2回にわたって商品同梱チラシを配布する。し7月からは週刊カタログ「元気くん」内に専用コーナーを設けて告知する。コンセプトを説明し、通常の食品との差別化を図っていく。

 ターゲットは、ダイエットやカルシウム不足など健康を気にする層を想定する。らでぃっしゅぼーやにおける取り扱いが少なく他の売り場を利用していたユーザーの購入を見込む。既存商品とニーズの奪い合いはなく、顧客の客単価の上昇が期待できるとした。

 今後、カフェを併設する他社のショップでの販売を予定。テーブルウェアの展開も計画し、食事とのコーディネート提案を通じて生活シーンの提案も実施する。SNSを活用したくちコミの拡散や、ウェブ広告の出稿も視野に入れる。

 今秋に、新商品10アイテムの追加を予定。今回の洋食に続く、新カテゴリーの提案を検討しているもようで、ラインアップの拡充を目指す。

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