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STORES.jpが料金プラン値下げ 決済手数料率5%から3.6%に、“卒業”なく長期利用へ

2019年 7月18日 13:16

 「(ネット販売に)”ちょっと本気”で取り組みたい方々が本格的なネットショップを自分で簡単に作れて、費用も安く、長く利用してもらいやすいように」。ストアーズ・ドット・ジェーピーは7月10日から、運営する通販サイト構築サービス「STORES.jp」の利用料金を変更した。

 「STORES.jp」ではこれまでクレジットカード決済時などの決済手数料を5%とした上で、利用可能な機能に制限があるが月額費は無料となる「フリープラン」と提供する機能をすべて利用できる月額費980円(税別)の「プレミアムプラン」の2つの料金プランを用意し、ネット販売を行いたい個人や事業者などに通販サイト機能を提供してきたが、この料金プランを見直し、「プレミアムプラン」を「スタンダードプラン」と改称した上で、月額費は1980円(同)とし、これまで5%としていた決済手数料を3・6%に引き下げた。月額費はこれまでよりも1000円高くなるが、月商ベースで8万円以上を売り上げている利用者はこれまでの「プレミアムプラン」よりも決済手数料が下がっている分、より儲けが出るようになる。また、月商20万円以上の場合は月額費無料で決済手数料5%の「フリープラン」よりもランニングコストが低くなる計算で一定の売り上げを上げる利用者にとっては事実上、利用料金の値下げになる。

 「STORES.jp」が利用料金プランを変更するのは2012年のサービス開始以来、初めて。今回、変更に踏み切ったのは「成長していくストアオーナーさんにあわせた価値を提供したかった」(同社)からだという。同社によると、これまで「STORES.jp」を利用してネット販売を始め、順調に売り上げを上げはじめて軌道に乗ってくると他の通販サイト構築サービスや仮想モールに出店するなどし、”卒業”してしまう利用者も少なくなかったという。卒業に至る1つの理由が5%の手数料率だったようだ。「(料金プラン変更のための)投資はかなりかかるが、事業開始から8年目となり、事業規模も大きくなってきたこのタイミングでストアオーナー皆様に喜んで頂ける形に変え、『STORES.jp』を長く利用いただけるようにした」(同)という。

 これにより、競合サービスとの差別化も強化。従来からの強みであるサイト制作会社などに頼まずとも、HTMLの知識なしで簡単に自分で通販サイトを作れるという手軽さはそのままに、費用面でも例えば同社の「スタンダードプラン」に準ずる競合のサービスでは月額費は3000円以上、手数料率は3%台から4%台となっているため、「STORES.jp」が優位となるようだ。

 なお、今回、月額費や手数料率を変更していない「フリープラン」についても7月10日のタイミングで従来よりも利用できる機能を大幅に拡張。これまで有料プランでのみ利用できた「ストアデザインの全カスタマイズ」や「アイテム写真登録枚数」「予約販売」「クーポン」など20機能が利用できるようになった。

 料金プランの変更を機に今後、新規利用者の獲得強化を進めていく。7月10日からは2つのプランとも新規利用者の初月の手数料を無料とする「ネットショップ開設応援キャンペーン」(=画像)をスタート、12月31日まで実施する。加えて、今年から始めた優良なネットショップに対して資金・ノウハウの提供で支援する「ストアーズアシストプログラム」や東京・原宿の商業施設「ラフォーレ原宿」内に構えた同社の常設店でネットショップの商品を販売する「ホワイトギャラリー」などの試みなどで「STORES.jp」の新規利用者獲得のほか、販売支援施策も強化していく考え。
 
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