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JADMAの「NgCA2022」 「カシエ」が大賞を受賞、サブスク通じて作家を支援

2022年10月20日 11:00

 日本通信販売協会(JADMA)は10月12日、EC分野において消費者ニーズに対応した先進的な施策を展開している事業者を表彰する「ネクストジェネレーションコマースアワード(NgCA)2022」の受賞イベントを開催した。

 イベントでは大賞を受賞した、絵画を月額定額でレンタルできるサブスクサービス「カシエ」(=画像)を手がけるCasieの藤本翔CEOと、特別賞を受賞した、スポーツサイクル専門店の自社メディア「ワイズロードポータル」を運営するワイ・インターナショナルの青木亮輔マーケティング部長がそれぞれ講演したほか、選考委員とのトークセッションも行った。

 講演を前にJADMAの万場徹専務理事があいさつ。「今年で4回目を迎えた『NgCA』を通じて先進的なECを展開している事業者を応援し、業界の健全な発展につなげたい」とアワードの狙いを話した上で、「コロナ禍でECチャネルは伸びた。足もとでは消費者が少しリアルに戻り始めているが、ECはまだまだ伸びしろがある」と強調した。

 大賞の「カシエ」は、自宅で絵画を楽しむという敷居が高かったニーズに対し、手軽に月額で借りられる仕組みを作り、新しい所有のあり方を提案している点や、作家と消費者をつなぐことで、作家の生活支援にもつなげている点が評価された。

 カシエの藤本CEOによると、日本には80万人の自称アーティストがいるものの、そのうちアートで生活できているのは7%という。消費者側も美術館を訪れる人は多いが、絵画を買ったことのない人が91%を占めるなど、購入者の市場が未成熟とする。

 そこで、作品を流通させたい作家と、自宅に気軽に絵を飾りたい人を結びつけるために「カシエ」をスタートした。

 絵画は原画のみを扱うため、すべて1点ものとなる。「カシエ」は作家から作品を預かり、サイト掲載までの業務を代行。ユーザーが支払うレンタル料金の一部が作家に還元される仕組みだ。

 現在、1200人の作家から1万3000点の絵画を預かっているが、レンタル料金は作家によっての違いはなく、絵のサイズに応じて月額2200円、3300円、5830円の3プランを用意。ユーザーは最短1カ月で絵画を交換できるため、季節や気分などに合わせてさまざまな絵画を楽しめる。作品と一緒に作家のプロフィールシートなどが届くため、作品鑑賞の幅が広がるという。

 特別賞の「ワイズロードポータル」は、店舗ごとに自由にサイトを運営させ、その情報を一括にまとめている点や、店舗スタッフが書いた記事から通販サイトに飛べるなどの連動性が高く、オンラインとオフラインの融合を実現していることが評価された。

 
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