通販新聞のコラム COLUMN
698件の記事があります。
2021年11月18日 12:08
原材料高騰に懸念
「売れ行きにどう影響するのか心配」。年末年始に向け、おせちや海産物の販売がスタートしている。昨年は巣ごもりの効果もあり、売り上げを伸ばした事業者も少なくなかったが、今年も各社の出足は今のところ悪くないようだ。 ただ、懸念もある。原材料の高騰だ。「価格に転嫁しなければならない。お客様には理由
2021年11月11日 10:21
ファンの可視化
8月に民事再生手続きを申し立てたサン宝石が、聖和趣味の会とスポンサー契約を締結した。 サン宝石では10月、再建に向けてクラウドファンディングを実施。1カ月弱という短期間にもかかわらず、目標額300万円のところ、1200万円を超える支援額と2400人超の支援者が。資金はカタログ印刷などに活用
2021年11月05日 12:06
予測精度と機微
日本生協連はAIを活用してカタログ配布の適正化を図っている。購入履歴や関心事からニーズを予想して、必要とする顧客を絞り込む。配布部数を半分に減らしても、受注率は9割を維持するなど予測精度は高い。 カタログは制作や配布のコスト負担が大きい。ネット受注が中心になり、カタログは果たすべき役割を終
2021年10月28日 12:30
再配達率が高まる?
緊急事態宣言が解除されてから1カ月が経ったが、テレワークでなく出勤する日数を増やした企業は多いことだろう。そこで1つ気になることがある。宅配便の再配達が増えているのではないかということだ。 10月は4月とともに国土交通省が行っている再配達に関する調査の該当月となっている。在宅率が多少なりと
2021年10月21日 10:24
真のOMOに期待
次世代型店舗のひとつとしてショールーミングストアやOMOストアが注目され、さまざまな形式の実店舗がオープンしている。 アパレル業界でもOMO店舗の事例が増えてきたが、EC注文品の店舗受け取りや試着サービスなどECから実店舗に送客するケースが中心で、商業施設側がメリットを得やすい取り組みが多
2021年10月14日 11:59
体験型返礼品に注目
コロナ禍でふるさと納税の人気が高まっているとのニュースを目にした。確かに一ユーザーとしても、旅行ができなくなった分、地域の名産品を自宅で味わいたいとの気持ちは強くなっている。 一方、今年は夏場に記録的な長雨となったため、農産物などに多くの被害が出ているとの指摘もある。目当てにしていた旬の味
2021年10月07日 12:17
手数料有料化の後
「PayPay」支払いに手数料を上乗せして請求し、現金に支払いに変えた客を「乞食」と罵る飲食店の店主がSNSで話題になった。 「PayPay」の店舗向け手数料無料が終了したことが背景にあるようだが、こうした対応は当然のことながら加盟店規約に反する。 ECにおいては、利幅の薄い家電通
2021年09月30日 12:15
「顔」となる資格
立ち遅れている日本の社会、経済、行政のデジタルシフトを推進するための司令塔として9月に発足したばかりのデジタル庁だが早くも不祥事が発覚した。 同庁の赤石浩一デジタル審議官が昨年、3度にわたってNTTから接待を受けていたというもの。接待の席には五輪アプリ関連で問題発言をした平井卓也デジタル相
2021年09月22日 21:10
「消費者庁後援」の威光
全国公正取引協議会連合会が、景品表示法の資格制度を始める。景表法26条で求められる表示管理の体制整備を想定したもの。消費者庁も体制整備の「判断指標の一つ」と公言。「消費者庁後援」で活動を支援する。 通販業界には景表法や薬機法、商品分野別のさまざまな民間資格がある。だが、「消費者庁後援」はな
2021年09月22日 21:10
「消費者庁後援」の威光
全国公正取引協議会連合会が、景品表示法の資格制度を始める。景表法26条で求められる表示管理の体制整備を想定したもの。消費者庁も体制整備の「判断指標の一つ」と公言。「消費者庁後援」で活動を支援する。 通販業界には景表法や薬機法、商品分野別のさまざまな民間資格がある。だが、「消費者庁後援」はな
2021年09月16日 12:25
法改正の検証を
国民生活センターのまとめでは、20年度の定期購入に関するトラブルは1割増の5万5000件と増加。60代以上の高齢者においても約3割増え1・4万件だった。国センは今年7月と9月に繰り返し注意喚起した。 定期購入のトラブル増加を背景に、今年6月公布の改正特定商取引法で新たな規制が導入。誤認を招
2021年09月09日 09:47
オンデマンド配送に期待
物流ベンチャーのCBcloudは、荷主と配送ドライバーのマッチングプラットフォームで新たな取り組みに着手している。荷主側がプラットフォームとAPI連携し、配送業務の依頼をすぐに行える。 これまでプラットフォームの用途はBtoBの緊急配送などが主だったが、新サービスでは購入客宅への配送などに
2021年09月09日 09:47
オンデマンド配送に期待
物流ベンチャーのCBcloudは、荷主と配送ドライバーのマッチングプラットフォームで新たな取り組みに着手している。荷主側がプラットフォームとAPI連携し、配送業務の依頼をすぐに行える。 これまでプラットフォームの用途はBtoBの緊急配送などが主だったが、新サービスでは購入客宅への配送などに
2021年09月02日 12:13
店頭販売員の接客力
先日、アパレルの店舗販売員がオンライン接客を行うコンテストが開催され、大都市の販売スタッフだけでなく、地方店の販売員の活躍も目立った。 コンテストでは、1対1のテレビ電話接客で顧客ニーズをくみ取る力を、複数人が視聴するライブ接客では商品の良さなどを伝える提案力を試されたが、どの参加者も店頭
2021年08月26日 11:13
受難続く物流業者
今年の夏もまた全国的に広い範囲で大雨が続き、土砂崩れなどの災害が起きている。昨年も日本各地で豪雨災害が起きたことを考えると、もはやこれは異常気象ではなく、毎年備えなくてはいけない問題なのかもしれない。 天候不順で大きく影響を受けるのは物流事業者だ。今年は東京五輪の開催に伴って、都内で交通規
2021年08月19日 13:50
あいまいな運用基準
消費者庁が、大塚製薬の販売する健康食品の偽物が流通しているとして、消費者安全法に基づき注意喚起した。「消費者を欺く行為」との要件にあたるとする。 大塚製薬の通報を受けて対応した。被害件数の把握はない。ただ、市場にこうした偽物は一定数ある。「うちもお願いしたい」という企業もあるだろう。
2021年08月05日 12:25
希望的観測の罠
東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数が1日に4000人を超えた。SNSなどを見ていて気になるのは、「感染者数がピークを超えた」「あと1カ月で超える」などと、極めて楽観的な「予言」をしてきた学者等の著名人が多数いたことだ。 確かに、同じことを言い続けていればそのうち「予言」は当たる
2021年07月29日 16:41
デジタル化の本質
コロナ禍で一気に進みつつある企業のデジタル化。「デジタル推進部」など専門部署を設ける企業も多いが、以前からデジタル化を進める某社の幹部はこうした動きに異を唱える。 同氏曰く、企業にとって「業務や事業の”デジタル化”はもはや必須」であり、部署を問わず業務に活用している
2021年07月22日 09:17
植物性食品に注目
植物性食品への関心が高まっている。「大豆ミート」は、カフェチェーンや生活雑貨専門店などでも見かけるようになった。通販でもヴィーガン向けミールキットが売り上げを伸ばした。植物性食品のベンチャー企業が資金調達し、事業拡大に乗り出した。 ただ、植物性食品の国内の市場規模はまだ小さく、欧米の1%未
2021年07月15日 12:44
大雨と五輪で遅配
オリンピック・パラリンピックの開催期間中の7月中旬~8月上旬と8月下旬~9月上旬は、宅配便の遅れが発生しそうだ。宅配便大手3社が遅配の可能性があることを発表し、都内やその他の地域の会場付近への荷物発送には注意が必要となりそうだ。 その開催会場だが、大半が無観客で競技が実際されることが決まっ
2021年07月08日 11:58
レンタルの上級者
月額定額制のファッションレンタルサービスが日本でスタートしてから6年が経ち、認知度も高まってきた。 ファッションレンタルのヘビーユーザーによると、買うにはハードルの高い服を借りるという使い方だけでなく、コートなどの重衣料は自宅に置いておくと保管スペースやクリーニング代もかかるため、着たい時
2021年07月01日 12:32
電子決済の現状
電子決済の仕組みがあらゆる場面で広がっており、スーパーや商店街など規模を問わず大小様々な売り場での導入が見られている。非接触で小銭などにも触る必要がないため、新型コロナウイルスの感染防止という観点で見ても非常に優れている。 しかしながら、現金会計とはまた違ったスキームが必要になるため、その