通販新聞のコラム COLUMN
692件の記事があります。
2021年10月07日 12:17
手数料有料化の後
「PayPay」支払いに手数料を上乗せして請求し、現金に支払いに変えた客を「乞食」と罵る飲食店の店主がSNSで話題になった。 「PayPay」の店舗向け手数料無料が終了したことが背景にあるようだが、こうした対応は当然のことながら加盟店規約に反する。 ECにおいては、利幅の薄い家電通
2021年09月30日 12:15
「顔」となる資格
立ち遅れている日本の社会、経済、行政のデジタルシフトを推進するための司令塔として9月に発足したばかりのデジタル庁だが早くも不祥事が発覚した。 同庁の赤石浩一デジタル審議官が昨年、3度にわたってNTTから接待を受けていたというもの。接待の席には五輪アプリ関連で問題発言をした平井卓也デジタル相
2021年09月22日 21:10
「消費者庁後援」の威光
全国公正取引協議会連合会が、景品表示法の資格制度を始める。景表法26条で求められる表示管理の体制整備を想定したもの。消費者庁も体制整備の「判断指標の一つ」と公言。「消費者庁後援」で活動を支援する。 通販業界には景表法や薬機法、商品分野別のさまざまな民間資格がある。だが、「消費者庁後援」はな
2021年09月22日 21:10
「消費者庁後援」の威光
全国公正取引協議会連合会が、景品表示法の資格制度を始める。景表法26条で求められる表示管理の体制整備を想定したもの。消費者庁も体制整備の「判断指標の一つ」と公言。「消費者庁後援」で活動を支援する。 通販業界には景表法や薬機法、商品分野別のさまざまな民間資格がある。だが、「消費者庁後援」はな
2021年09月16日 12:25
法改正の検証を
国民生活センターのまとめでは、20年度の定期購入に関するトラブルは1割増の5万5000件と増加。60代以上の高齢者においても約3割増え1・4万件だった。国センは今年7月と9月に繰り返し注意喚起した。 定期購入のトラブル増加を背景に、今年6月公布の改正特定商取引法で新たな規制が導入。誤認を招
2021年09月09日 09:47
オンデマンド配送に期待
物流ベンチャーのCBcloudは、荷主と配送ドライバーのマッチングプラットフォームで新たな取り組みに着手している。荷主側がプラットフォームとAPI連携し、配送業務の依頼をすぐに行える。 これまでプラットフォームの用途はBtoBの緊急配送などが主だったが、新サービスでは購入客宅への配送などに
2021年09月09日 09:47
オンデマンド配送に期待
物流ベンチャーのCBcloudは、荷主と配送ドライバーのマッチングプラットフォームで新たな取り組みに着手している。荷主側がプラットフォームとAPI連携し、配送業務の依頼をすぐに行える。 これまでプラットフォームの用途はBtoBの緊急配送などが主だったが、新サービスでは購入客宅への配送などに
2021年09月02日 12:13
店頭販売員の接客力
先日、アパレルの店舗販売員がオンライン接客を行うコンテストが開催され、大都市の販売スタッフだけでなく、地方店の販売員の活躍も目立った。 コンテストでは、1対1のテレビ電話接客で顧客ニーズをくみ取る力を、複数人が視聴するライブ接客では商品の良さなどを伝える提案力を試されたが、どの参加者も店頭
2021年08月26日 11:13
受難続く物流業者
今年の夏もまた全国的に広い範囲で大雨が続き、土砂崩れなどの災害が起きている。昨年も日本各地で豪雨災害が起きたことを考えると、もはやこれは異常気象ではなく、毎年備えなくてはいけない問題なのかもしれない。 天候不順で大きく影響を受けるのは物流事業者だ。今年は東京五輪の開催に伴って、都内で交通規
2021年08月19日 13:50
あいまいな運用基準
消費者庁が、大塚製薬の販売する健康食品の偽物が流通しているとして、消費者安全法に基づき注意喚起した。「消費者を欺く行為」との要件にあたるとする。 大塚製薬の通報を受けて対応した。被害件数の把握はない。ただ、市場にこうした偽物は一定数ある。「うちもお願いしたい」という企業もあるだろう。
2021年08月05日 12:25
希望的観測の罠
東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数が1日に4000人を超えた。SNSなどを見ていて気になるのは、「感染者数がピークを超えた」「あと1カ月で超える」などと、極めて楽観的な「予言」をしてきた学者等の著名人が多数いたことだ。 確かに、同じことを言い続けていればそのうち「予言」は当たる
2021年07月29日 16:41
デジタル化の本質
コロナ禍で一気に進みつつある企業のデジタル化。「デジタル推進部」など専門部署を設ける企業も多いが、以前からデジタル化を進める某社の幹部はこうした動きに異を唱える。 同氏曰く、企業にとって「業務や事業の”デジタル化”はもはや必須」であり、部署を問わず業務に活用している
2021年07月22日 09:17
植物性食品に注目
植物性食品への関心が高まっている。「大豆ミート」は、カフェチェーンや生活雑貨専門店などでも見かけるようになった。通販でもヴィーガン向けミールキットが売り上げを伸ばした。植物性食品のベンチャー企業が資金調達し、事業拡大に乗り出した。 ただ、植物性食品の国内の市場規模はまだ小さく、欧米の1%未
2021年07月15日 12:44
大雨と五輪で遅配
オリンピック・パラリンピックの開催期間中の7月中旬~8月上旬と8月下旬~9月上旬は、宅配便の遅れが発生しそうだ。宅配便大手3社が遅配の可能性があることを発表し、都内やその他の地域の会場付近への荷物発送には注意が必要となりそうだ。 その開催会場だが、大半が無観客で競技が実際されることが決まっ
2021年07月08日 11:58
レンタルの上級者
月額定額制のファッションレンタルサービスが日本でスタートしてから6年が経ち、認知度も高まってきた。 ファッションレンタルのヘビーユーザーによると、買うにはハードルの高い服を借りるという使い方だけでなく、コートなどの重衣料は自宅に置いておくと保管スペースやクリーニング代もかかるため、着たい時
2021年07月01日 12:32
電子決済の現状
電子決済の仕組みがあらゆる場面で広がっており、スーパーや商店街など規模を問わず大小様々な売り場での導入が見られている。非接触で小銭などにも触る必要がないため、新型コロナウイルスの感染防止という観点で見ても非常に優れている。 しかしながら、現金会計とはまた違ったスキームが必要になるため、その
2021年06月17日 12:20
品性下劣な大臣
平井卓也デジタル担当大臣が「デジタル庁はNECには死んでも発注しない」「完全に干す」などと、どう喝発言を繰り返していたことが暴露された。 平井氏といえば2013年、ネット動画サイトで党首討論が行われた際、野党党首への悪口雑言をコメントとして投稿したことがあった。最近は大臣としてメディアに登
2021年06月10日 12:20
収束後の仕込み急げ
「クルーズ船の旅のインフォマーシャルが入り始めている」とは某テレビ局の広告営業担当。コロナ流行の初期であった昨年2月に船内でクラスター感染が発生したダイヤモンド・プリンセス号はコロナの怖さを強烈に印象付けた。怖さの代名詞となったクルーズ旅は以降、開催もそれを訴求することもできずにいたはずだが状況は
2021年06月03日 12:12
不公平感残る返金
コープデリは5月、物流システムのエラーが原因で配送できない事態が発生し、顧客への全額返金を決めた。 これにSNS上で不満の声が散見された。一部の商品が届いた顧客もいれば、何も届かなかった顧客がいたにも関わらず、一律対応だったためだ。それでは「不公平ではないか」というわけだ。 事業者
2021年05月27日 11:42
定着するEC利用
総務省統計局が発表した家計消費状況調査によると、今年3月の1世帯当たりにおけるEC利用世帯の割合は、52・5%で前年同月比8・7ポイント増加した。利用割合は昨年5月以降、毎月50%前後で推移している。 昨年3月と言えば、既にコロナの感染が広がりつつあったが、EC利用が急増する状況ではなかっ
2021年05月20日 11:56
DXの日本格差は?
日本のECおよびDX化の取り組みは米国と比べて数年遅れていると言われるが、コロナ禍でその差はさらに広がりそうだ。 米国ではコロナの感染拡大が深刻化したことで生活様式の変化が日本以上に求められ、とくにリテール分野では、ドライブスルー方式による駐車場での商品受け取りなども含めて非接触型のサービ
2021年05月13日 11:53
仮想旅行に注目
コロナ禍とあって、今年のゴールデンウィークも自宅で過ごした人は多かったのではないだろうか。 こうした中、旅行できない人たちにウェブを通じてバーチャルで観光体験を提供するサービスが始まっている。仮想体験でありながら、航空シミュレーターによる映像を使い、現地ガイドの解説もつけるなど細部まで臨場