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ソーシャルコマース最前線、フィードフォース、通販サイトに"TL"

2011年 9月11日 22:56

簡単に「ソーシャル化」を実現

ネット上やリアルの友人・知人と交流しながら購買活動を行う"ソーシャルコマース"。現在、ネット販売で多くの注目を集めている手法で、実際に多くの通販事業者がフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアをいかに効果的に活用できるか、試行錯誤を繰り返している状況だ。そうした中、フィードフォース(本社・東京都文京区、塚田耕司代表取締役)では簡単に通販サイトを"ソーシャル化"できるSaaS型サービスを開発。すでにオールアバウト子会社のギフト専門サイトが導入しているほか数社からの引き合いもあるようで、今後、ネット販売事業者の利用が進む可能性は高そうだ。
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 フィードフォースが展開しているソーシャルコマースサービス「ソーシャルPLUS」は、ネット上の友人・知人(ソーシャルグラフ)と商品情報などを共有できるサービスで、ツイッターやフェイスブックなどのアカウントでログインして利用する。

 商品への「いいね!」やコメント、「ほしいものリスト」への投稿など、通販サイトにおける基本的な機能をソーシャル化しているのが特徴だ。「ECサイトにタイムライン(TL)があってもいい」(フィードフォース・阿部樹取締役)というコンセプトのもと、画面右に他人のコメントや自分の商品リスト、キャンペーン情報などが分かるTLを表示。どのページからでも他のユーザーの動きが見えるデザインとなっている。投稿は全体やソーシャルメディアの知人、自分のみなど、公開範囲を設定できる仕組み。

 ツイッターやフェイスブックと連携しているため、投稿したコメントは他の複数のソーシャルメディアにも同時に投稿できる。投稿コメントにはURLが付くため、ここを導線としてツイッターなどから新規ユーザーを開拓できる仕組みだ。

 今後はソーシャルとの相性の良さから、スマートフォンサイトへの対応も予定する。時期は未定だが、早い段階で対応したい考えだ。

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