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ベネッセ 「ピマコットン」のベビー服発売、機能と素材重視、980円の肌着など

2010年 1月14日 20:30

81.jpgベネッセコーポレーション(本社・岡山市、福島保社長)は1月15日から、オリジナル子供服の本格販売を開始した。従来のベビー服は伸びやすく「型崩れしやすい」などの声はあったことから、繊維の長い綿素材で繰り返し洗濯しても風合いが変りにくく肌触りの良い「ピマコットン」に着目。商品開発ではママモニターの体験談をもとに機能性を重視して商品化し、使用頻度の多い肌着などは980円と安価に設定した。すでに秋冬商品の開発も行っており今後、定番化する考え。  

 発売したベビー・子ども服は「ピマコットンシリーズ」。昨年10月に立ち上げた生活事業ブランド「ベネッセライフスマイル」で提案。マタニティ商品が充実しているものの、ベビー服などの取り扱いが少なかった。そのため"産後に購入できるもの"として、ベビー・子ども服を開発した。
  
 第1弾で提案したのは肌着セットやボディウェア、パンツなど11アイテム。成長に合わせて使用できるように、肌着は50センチと60センチの2サイズで展開し、パンツは80―120センチと幅広いサイズを用意した。価格帯は約1000―2000円となる。
 
 商品開発では09年6月に「ピマコットン」について自社顧客へのアンケートを実施。92%が「知らない」と回答したが、説明を読んだ後は75%が「興味がある」とした。一方高機能素材は高価格帯が一般的であることから、「値段が高そう」などの意見もあった。原料調達から交渉することでコストを抑制し、購入しやすい価格帯で提案できるようにした。  
 
 機能面では、モニターの声を生かした開発を実施。乳幼児の着せ替えでホックの掛け違いをしやすいという体験談をもとに、コンビ肌着では中央の内側のスナップに色付けすることで着脱をスムーズにした。また首周りを少し狭くすることで、汗を吸収性を高めた。  
 
 11月27日から、先行予約としてメルマガで紹介。プレゼントや割引などの特典がなくても「見込みどおりの売り上げを確保した」(担当者)という。1月の本格発売では出産や育児向けの雑誌で紹介するほか、メルマガやDMなどで広く告知し定番商品として拡販していく計画。
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