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ロコンド BASEと業務提携しEC支援事業を本格化

2014年 6月26日 16:12

071.jpg 靴とファッションのネット販売を手がけるロコンドは6月16日、取引先ブランドの通販サイト開設やプロモーション、ブランドホームページの運営支援などオンライン戦略を総合的にサポートするサービスを開始した。支援事業を本格化することでブランドとの関係を深めるとともに、靴を中心としたネット販売市場の活性化を図る。

 同社は、新たにオンライン戦略支援事業「BOSS」をスタートするのに当たり、無料で簡単に通販サイトが作れるサービスを提供するBASEと業務提携した。

 ロコンドは以前からサマンサタバサジャパンリミテッドの公式通販サイトを運営代行しているが、開発費を抑えてスピーディーに自社ECを立ち上げたいメーカー、ブランドのニーズに応えるため、通販サイトのエントリーバージョンとして「BASE(ベイス)」を活用するという。

 また、サイト開設だけでなく、ロコンドが培ってきたPR手法やノウハウを生かしてブランドの通販サイトやリアル店舗への集客にも貢献するのが特徴で、具体的には「ロコンド」の配送箱に同梱するフリーペーパーを活用。ロコンド顧客へのブランド認知向上も図る。

 当該事業は月額の固定費に加え、売り上げの10%を手数料として徴収する事業モデルで、当面は10社との契約を目標とする。

 BOSS事業の第一弾としては、イタリアのレディースシューズブランド「ルコライン」のサポートを開始。6月3日からロコンド会員に紙媒体「ルコライン・タイムズ」の発送を始めたほか、専用の通販サイト(画像)を6月中に開設する予定だ。

 紙媒体は1年間の契約で、3カ月ごとに情報を更新。まずはブランドの概要や海外著名人の着用スナップ、日本での店舗展開、公式通販サイトなどを紹介する。

 これまで、海外ブランドの通販サイトは日本版にローカライズされず、言語表記や使い勝手が悪いケースも多いことから、ロコンドではとくに海外ブランドの日本での通販展開を支援することで、消費者が安心して購入できるようにする。また、将来的には複数のブランドを集めたオフィシャルショップの集合体モールの運営も視野にあるようだ。

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