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千趣会、発熱インナーで新客開拓強化

2016年11月10日 15:00

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千趣会は11月6日、秋冬の主力商品であるオリジナル綿混発熱インナー「Hotcott(ホットコット)」を、スタイリングライフ・ホールディングス プラザカンパニーが展開する輸入生活雑貨店「PLAZA(プラザ)」と「MINiPLA(ミニプラ)」で販売を始めた。ベルメゾンの中心顧客層である30~40代主婦層だけでなく、幅広い消費者にアプローチすることで、新たなファンの獲得を目指す。

千趣会が「ホットコット」をベルメゾンの直営店以外で販売するのは初の試みで、「プラザ」と「ミニプラ」の顧客層の嗜好や、限られたスペースでの展開を考慮し、商品はベルメゾンで扱う10型からレディース用の長袖インナー(Uネック)とVネック九分袖、十分丈レギンス、腹巻き付きパンツの4型14種(すべて税込990円)に絞り、カラーもそれぞれ3~4色を展開する。

 「プラザ」の79店舗と「ミニプラ」8店舗の合計87店舗での販売を計画。プラザカンパニーが手がける両業態のほぼすべての直営店での扱いとなる。

 「ホットコット」は吸湿発熱機能を持たせた独自開発の糸を使用し、綿混紡率が95%と天然素材にこだわったインナーだ。新たに販売を始めた「プラザ」と「ミニプラ」でもこうした差別化ポイントを来店者に訴求するため、「ホットコット」のパッケージと同じオレンジ系の店頭ポップやフライヤーなどを用意して購買を促す。

 千趣会では、寒くなり始めた10月下旬から新聞や雑誌広告、ウェブ限定CMなどを活用して「ホットコット」のメディアプロモーションを積極展開しており、今回の店舗販売の強化施策もあって今秋冬シーズンは「ホットコット」で80万枚、9億円の販売目標を掲げている。

 今回、新たに「ホットコット」を販売する店舗のひとつ、東京・銀座の「PLAZA GINZA」は幅広い年齢の消費者が利用しているが、中心顧客層は20代後半~30代女性だ。

 「ホットコット」は季節商品や強化商材などを陳列する棚のエンドで展開している(画像(上))。インナーや美容系グッズの売り場に近く、雑貨感覚で買いやすくしているほか、綿混紡率95%の肌ざわりを確かめられるようにサンプルも設置(画像(下))。同店では「シーズン中のリピート購入も期待したい」としている。

 なお、6日の販売初日は、Vネック九分袖のブラック、同グレー、Uネックのブラックの順番で売れているが、店頭のトルソーがVネックを着用していることや、昨年から続くビッグシルエットのトレンドも影響していそうだ。

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