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【LINEのポイント付与サービス㊤】 会員数200万人を突破、実店舗向け拡大し700店に導入

2019年 3月28日 18:10

 LINEが展開する実店舗でのポイント付与サービス「SHOPPING GO(ショッピングゴー)」が好調に拡大している。アパレルや家電量販店に導入。通信アプリ「LINE」のユーザー基盤に加え、昨今のバーコード決済の普及が追い風となりユーザーを獲得。昨年末のサービス開始から3カ月で登録会員数は200万人を超えている。

 昨年12月に開始したショッピングゴーは「LINE」内に表示される専用のバーコードを店舗で読み取ると、商品の購入金額に応じたLINEポイントを付与する仕組み。オンラインで提供しているアフィリエイトサービス「LINEショッピング」の実店舗版のような位置づけだ。

 購入時にレジでバーコードを読み取ってポイントを付与することから、バーコード決済と混同されることもあるが、ショッピングゴーはあくまで店舗に集客するための広告メニュー。そのため特定の商品に絞った施策なども実施できる。

 現時点で提携しているのはレディースアパレルブランドの「アースミュージック&エコロジー」、家電量販店は「ビックカメラ」「コジマ」「ソフマップ」「ヤマダ電機」で、合計700店に導入。提携店舗の拡大を進めており、年内に2500店、3年後には2万店まで増やす計画だ。

 ショッピングゴーは「LINE」内の操作で利用できるため、新たにアプリをダウンロードしたり会員登録の必要がなく手軽に利用できる。同社SHOPPING GOプロジェクトリーダーの藤原俊介氏(写真㊦)によると、店舗側が独自に付与するポイントとは別に、LINEポイントも貯まるため、「使わない手はない」(藤原氏)という。

 レジでの支払い方法が多様化しているが、どんな決済手段であっても対応できる。対象店舗の近くにいるユーザーにプッシュ通知を配信するなど位置情報を使った施策が打てるのも強み。

 店舗側のポイント付与率は購入金額の0・5~2%程度。LINEでは「他の媒体に比べて費用対効果は新規もリピートもかなり良い」(同)と手ごたえをつかんでいる。競合のサービスがないことや、ショッピングゴーのLINE公式アカウントから通知を送って利用を促すといった取り組みが効いているようだ。

 利用者の7割が女性で、年代は10代から60代まで幅広く使われている。開始から1カ月で会員数が100万人を突破し、すでに200万人を超えた。「想定以上」(同)の伸びで会員数を拡大している。

 現在は買い物時にショッピングゴーだけでなく、バーコード決済やブランドのポイント加算などそれぞれバーコードを読み取ってもらう必要がある。今後はこの点を改善し、より少ないアクションで完了するようにしていく。

 ショッピングゴーの開始と時期を合わせて「PayPay」や「LINEペイ」などバーコード決済サービスが大規模なポイント還元によってユーザーの獲得に乗り出している。

 支払い時にスマホからバーコードを見せるという購買行動が徐々に浸透し、ショッピングゴーにとっても追い風となっている。この動きに便乗し、サービスの利用拡大を図る狙いだ。(つづく)

 
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