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ホーマーイオン 不眠解消の快眠マット、「深い睡眠=デルタ波」のリズム再現

2010年 7月 4日 19:38

072.jpg ストレス社会の進行で5人に1人が睡眠に関する悩みを抱えるとされる中、「快眠グッズ」は、ヒットが期待できる分野として通販市場で重要な一角を占めている。従来、ロングセラーとなった商品には、抱き枕や快眠ベッドなど睡眠環境の改善を訴求したものが少なくない。こうした中、ホーマーイオン研究所が今夏に発売を予定しているのが、眠りに誘うリズムを生み出す快眠マット「デルタリズム」だ。"睡眠"のメカニズム解明から、不眠解消にアプローチしている。

  厚生労働省によると、家事や育児、仕事の疲れ、人間関係の悩みから睡眠障害に悩む人は5人に1人いるとされる。その多くが「早く寝なくちゃ」といった焦りや、日中の嫌なことが頭をよぎるなど寝ること自体に緊張や不安を感じているという。

 通販市場でも「快眠」を訴求した商品にはヒット商品が少なくなく、耳せんや湯たんぽ、冷感マット、抱き枕などがその一例だ。これら商品の特徴は「騒音対策」「快適な温度」「快適な寝具」など睡眠環境の改善を訴求していること。約5000億円の市場を形成しているという。こうした中、環境改善からのアプローチではなく、睡眠のメカニズム解明によって不眠解消に挑んだのが「デルタリズム」(税込1万9800円)だ。

 一般的に、深い睡眠にある状態は、脳波が「δ(デルタ)波」(1秒間に脳波の振幅が3回以下)の状態とされる。リラックスした状態として認知される「α(アルファ)波」(同7~14回)は、実際には脳が覚醒し、起きている状態。脳を「リラックスした状態=α波」に導く商品はこれまでも存在したが、「デルタリズム」は「日常生活で無意識のうちに経験する心地よいリズム=δ波の振幅に近いリズム」を再現することで眠りに導くというもの。

 母親が赤ちゃんを寝かしつける時に背中を優しく叩くリズムに近い「リラックス」、電車の"カタンコトン"という揺れに近い「トレイン」、心音に近い「マザー」の3モードを用意する。いずれも時計の秒針などと違い、自然に近いランダムなリズムが再現されている。機械的な一定のリズムが持つ違和感は睡眠障害の一因となるからだ。独自技術によって骨伝導でリズムを伝えるため、マット自体が震動することもない。

 35人の男女を対象にした2回に渡るモニター試験では、いずれも入眠促進作用があることが確認されているという。

 製造元のホーマーイオン研究所は、1978年創業の医療機器メーカー。93年に世界で始めて睡眠導入器の新規医療用具の開発で厚労省の認可を得ている。ホーマーイオンでは初年度1万台の出荷を計画する。
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