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ヤマトHD 店舗でEC荷物受け取り、英社と提携し新サービス

2020年 8月20日 07:30

 ヤマトホールディングスは8月17日、英国のDoddle Parcel Services(ドゥードル・パーセル・サービシーズ)と提携し11月からドラッグストアやスーパーなどの店舗でEC荷物を受け取れるサービスを開始すると発表した。ドゥードル社のEC商品の受け取り・返品システムを活用して行うもので、新たなEC商品受け取りサービスとして展開する。ヤマトが6月24日に開始した置き配などのEC向け新配送商品「EAZY(イージー)」の導入事業者のほか、今回の新サービスを利用するEC事業者の荷物の受け渡しが可能となる。

 
 新サービスは、EC商品の購入者が生活導線上にある店舗で時間などに縛られずに受け取ることを可能にするという。ECサイトでの注文後に送信される二次元バーコードを店舗へ提示するだけで受け取ることができる。一方、商品を受け取り拠点となる店舗側は新サービス利用者のついで買いや新規の集客効果が期待できるとしている。また荷物の受け取りに来た顧客が利用できる割引クーポンなどを提供することも可能としている。

 受け取り拠点となる店舗は、ドゥードル社の「Click&Collectシステム」の専用端末を設置するだけでサービス提供が可能。同システムにはEC荷物の保管場所を管理する機能も搭載しているため、新たな投資が不要で、すぐにサービスを開始できる。

 8月17日からはEC荷物の受け取り拠点となる店舗(ドラッグストア、スーパー、クリーニング店、一般商店など)の募集も開始した。

 開始当初はEC荷物の受け取りのみに対応するが、来年3月をめどに返品にも対応できるようにする予定。
 
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