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ベルーナ 西武本拠地の命名権取得、「ベルーナドーム」27年まで5年間

2022年 1月20日 12:49

 ベルーナは1月17日、プロ野球・埼玉西武ライオンズの本拠地である西武ドームのネーミングライツを取得したと発表した。3月1日から、名称が「ベルーナドーム」となる。同社が施設命名権を取得するのは初。契約期間は2027年2月28日までの5年間で、年間の命名権料は非公表としている(写真左からライオンズマスコットのレオ、源田壮亮選手、辻発彦監督、西武ライオンズの奥村剛社長、ベルーナの安野清社長、同社安野雄一朗専務、ベルーナマスコットのべるーにゃ、ライオンズマスコットのライナ)。

 同社では2015年から、ライオンズのヘルメットスポンサーとなっており、選手が着用するヘルメットに同社のロゴマークが入っていた。また、共同で球場イベントなどを企画したほか、ライオンズがリーグ優勝した18年と19年には、通販サイトにおいて優勝セールを実施していた。

 今回の契約締結にあたりシーズンのホーム開幕戦となる、3月25日のオリックス・バファローズ戦から、ベルーナと西武ライオンズ社が共同で企画したイベントや企画を実施する。ホームゲームでのライオンズ勝利時には、「ベルーナビクトリー賞」として、来場者にライオンズ公式応援グッズや、ベルーナが販売するワインや食品、同社ホテル宿泊券、同社レストラン食事券などを抽選でプレゼントするほか、同社公式マスコット「べるーにゃ」とライオンズのコラボグッズ製作なども予定している。なお、ヘルメットスポンサーも継続する。

 同社の安野清社長は西鉄時代からのライオンズファンで、2010年から埼玉西武ライオンズ彩の国後援会の理事長を務めている。1月17日の記者会見で安野社長は「埼玉県に根を張る企業として、ライオンズから声をかけてもらい、大変嬉しく思っている。5年間でチームが歴史を作れるよう、スポンサーとしてサポートしてきたい。当社は埼玉県の地域振興・スポーツ振興に力を入れてきたが、今回の契約をきっかけとしてさらに注力していく。スポーツやエンターテインメントがこれからも夢を与えていけるよう、強く支援していく」とあいさつした。

 また、安野雄一朗取締役専務執行役員は「こうした大がかりなタイアップは初の試みなのでドキドキしている。ヘルメットスポンサーで当社の認知が上がったことを実感しており、ネーミングライツへの取り組みは社員の誇りになるし、モチベーション向上にもつながるのでないか」と取り組みの狙いを説明。さらに「優勝した2018年のホームでの勝率は約65%だったので、(ベルーナビクトリー賞は)それにあわせた予算を組んでいる。ぜひ、それを超えるような勝率を期待したい」と要望した。

 また、同日の記者会見にはライオンズの辻発彦監督と源田壮亮選手も出席。「昨年の最下位を受けて、今年は大きく変わらないといけないと思っており、チームは『Change UP!』というスローガンを掲げている。そういう大事なシーズンにベルーナドームが元年を迎えるわけで、ベルーナと一緒に戦う気持ちで頑張りたい」(辻監督)、「ベルーナドーム元年に花添えられるように、チーム一丸となって優勝を目指したい。たくさんのお客さんに足を運んでもらうために毎試合ベルーナドームで熱い試合をして、(ベルーナ公式マスコットの)『べるーにゃ』にもたくさん球場に来てほしい」(源田選手)とコメントした。

 
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