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同アワードはeBayでの昨年の販売実績、バイヤー(購入者)からの評価、年間での成長率、商品カテゴリーごとの成績などを選考基準に優秀なセラーを選定して表彰するもの。今回は、全6部門で構成されており、過去最多となるのべ19社(者)が受賞した。
授賞式に登壇したシュッピンのグローバル戦略部の小野新平副部長は、コロナの中を振り返り「スタッフ一人ひとりがずいぶん大変な思いをしたと思う。それでも歯を食いしばって前を向いてきた日々の努力が結実したことをとても嬉しく思う」と語った。シュッピンについては、時計、カメラのそれぞれのカテゴリーでも部門賞を受賞しており、最優秀賞と合わせての三冠となっている。
また、今回、セラー・オブ・ザ・イヤーを3年連続で受賞した”殿堂入りセラー”に対しての特別賞として「eBay Japan 名誉セラー」を新設。中古ブランドバッグやアクセサリー、時計などの販売を行うJP.Companyが受賞した。
そして、22年度からeBayで販売を開始して最も売り上げを伸ばすことができた新人賞に当たる「ニューセラー・オブ・ザ・イヤー」については、宝飾品を扱うリバリューと、本、映画、音楽を扱うレイ氏(個人枠)が受賞。
そのほか、注目の7つのカテゴリー枠内の部門賞として、成長率などが優秀だったセラーを表彰する「カテゴリーグロースアワード」においては、「アパレル・バック・ブランド小物」でデファクトスタンダードが受賞。「スニーカー」ではリフォートと川上竣氏(同)が受賞。「時計」ではシュッピンと野中秀一氏(同)が受賞。「コレクティブル・カードゲーム」ではNINJAと太田陽介氏(同)が受賞。「アニメ関連商材」では、ウィジェクトとユウキシシド氏(同)が受賞。「ビデオゲーム&コンソール」では、MondoLifeが受賞。「カメラ」はシュッピンと渡辺浩一氏(同)が受賞。「オートパーツ(自動車部品)」では若林誉弘氏(同)が受賞。
なお、セラーサポートに貢献したコンサルタントに贈られる「公認コンサルタント アワード」はPlusBonBuonoが受賞。今回から新設されたeBayでの販売活動をサポートする優れた外部ツールに贈られる「ツール アワード」はオークタウンが受賞した。
発表会に登壇した岡田雅之社長は、日本のセラーの総流通額が直近の3年間で2倍になったことを引き合いに、「世界でもコロナ禍で伸びたところは多いが、今日の時点までこのモメンタムを維持している国はない」と強調。日本はセラー数でも今年度だけで20%伸びているとした。
加えて、近年は国際郵便をはじめとする物流網がコロナ禍で一時期に停滞した一方、セラーの多くがクーリエ(国際宅配便)に切り替えて、配送スピードを向上させた点も評価。「東京を5時に出発した荷物が翌朝にはニューヨークに届いたとの話も聞く。欲しいものを翌日に手に入れたいと思うのは根源的な欲求。その要望に応えているセラーさんが増えた」とし、顧客満足度の向上が図られて、高額商品の販売増加などにつながる好循環が生まれているとした。