防災で揺れる経営
ある雑貨通販の幹部が頑なに取り扱いを拒む商品がある。それは「防災グッズ」だ。売れ筋商品でも安易に飛びつかないのは「安定供給が難しいためだ」と話す。
防災商品は余震の度に消費者の備えの意識を再喚起し、ニーズを拡大させてきた。だが、在庫を上回る受注への対応は、メーカーへの再発注を必要とするなど時間がかかる。余震をきっかけに瞬間的に高まる防災ニーズに、供給を間に合わせることが難しい商材というわけだ。
重要なのは需要と供給のバランス。いくら売れる商材であっても、供給のタイミングのズレで大量の在庫を抱えるリスクを伴う。見誤った地震対策で自社の経営が"揺れる"こともあるようだ。
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