ルールつくりの視点

2013年01月24日 18:26

2013年01月24日 18:26

 国の上告を棄却する最高裁判決を受け、1月11日から第1、第2類医薬品のネット販売を再開したケンコーコム。販売再開後、日商ベースの医薬品売上構成比が規制前を上回っているという。

 国を相手取った裁判で勝訴したという話題性、取扱商品数が増えていることもあろう。だが、規制の対応策として海外子会社が行ってきた個人輸入の日本向け医薬品ネット販売の月商が約3000万円あったことなども考えると、ネット販売への根強いニーズを表したものと言える。

 何らかの理由で医薬品の入手が困難な人もいる。そうした人にいかに安全かつ便利に医薬品を届けるか。厚労省は、この視点で医薬品ネット販売のルールを検討すべきだろう。

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