"体験"がヒントに
2018年08月30日 09:54
2018年08月30日 09:54
「自分たちが使ってみてどうかが重要」。通販事業で寝具を扱う担当者はこう話す。自社商品を購入し素材の感触や寝心地を自らチェックするのだという。
寝具は買い替え時期が数年後と消費サイクルが長い。価格やスペックで比較されやすい課題もある。このため、顧客の育成には、他の商品との違いの実感が重要だと指摘する。
自社商品を自ら購入して商品開発に活かすケースは多いが、近年、その重要性が増している気がする。というのも、"顧客体験"や"コト消費"が注目されるようになったためだ。
一方で商品訴求は、いまだにコピーや機能性、価格で行われがち。自ら体験することで、見えるヒントがあるのかもしれない。