デフレ優等生の今
2018年10月11日 09:47
2018年10月11日 09:47
デフレの勝ち組だった「しまむら」が苦戦している。従来は郊外店にこだわってきたが、出店が一巡したこともあり、最近は都市部への出店を加速したことから自社競合も生じているようだ。
また、商品政策や値下げ戦略の失敗に加え、今夏は台風や地震、猛暑の影響が重なって外出を控えた消費者も多く、通販に消費者が流れたと見る。あるサンプル店舗の8月の正午から午後4時までの来店客数が前年比で半減し、売り上げに響いたという。
ECはゾゾに出店したばかりだが、低価格化が進むゾゾ内にも競合は多い。しまむらの強みだった「宝探し感」の要素をメルカリに求める消費者もいるようで、復活の道のりは簡単ではなさそうだ。