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「ECへの投資は最優先」【レイ・カズンの足達社長に聞く 中期的なEC強化策は?】 ゾゾで仕掛けるブランドも
レイ・カズン
「ECへの投資は最優先」【レイ・カズンの足達社長に聞く 中期的なEC強化策は?】 ゾゾで仕掛けるブランドも
2020年10月22日 13:14
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2020年10月22日 13:14
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前号に引き続き、レイ・カズンの足達成幸社長(
顔写真
)にEC強化策を聞いた。
――コロナ禍でのECの状況は。
「店舗休業中は在庫を店頭からECに集約して販売し、自社ECは40%程度伸びた。数字上は良いが、一時生産量を絞ったこともあり、展開型数も含めて在庫が潤沢ではなかった。足もとでは少し落ち着いて自社ECの成長率は20%程度だ」
――コロナ禍でECへの投資方針は。
「コロナによる会社へのダメージはあってもECへの投資は緩めない。最優先で投資していく。会社の資産である店舗スタッフのオムニチャネル化も大事で、スタッフが撮影、投稿したコーディネート画像を通販サイトに掲載できるアプリにもコストはかかるが、ここをとめてしまうと販売員の活動領域が狭まってしまう」
――コロナ以前に策定した中計の目標値は据え置くのか。
「中計最終年度に当たる23年9月期の全社売上高100億円という目標値は変えず、その中身、内訳は組み立て直す必要がある。コロナの先行きはもちろん、アパレル業界は再編の動きが進みそうだ。当社ブランドはファッションビルでの展開がほとんどで、ファッションビルが主戦場の他社ブランドが休止する例も増えている。催事の話もきていて、ポップアップストアなどは開催しやすい環境にある。EC限定ブランドだけでなく、既存ブランドにもさまざまなチャンスが出てくる」
――既存ブランドの方向性は。
「『レイカズン』はブランドの強みや、立ち位置をもう一度はっきりさせる必要がある。比較的売り上げを伸ばせるブランドだと思っている。昨年、ルームウェアや生活雑貨などを提案する『テイルズバイレイカズン』というラインを始めた。平均20坪前後で店舗展開しているが、店としては面を取りにいく。30坪くらいの店を出してその中に『テイルズ』を入れていきたい」
――狙いは。
「当社はECチャネルでも雑貨のアイテム数が少なく、『テイルズ』の雑貨カテゴリーが大事になる。1店舗当たりの売り上げ拡大につなげるのと、EC展開をにらんで『テイルズ』を始めた」
――カジュアルスタイルの「ダブルネーム」は。
「デジタルネイティブなブランドにしていきたい。店舗数も単独店は6店舗で、店舗数を増やしていくというよりは、OMOを体現できる売り場としてデジタル施策に深く入り込みたい」
――インスタライブも実施した。
「『ダブルネーム』は『メル』モデルのまるちゃんをゲストに招いたインスタライブを実施して売り上げが大きく伸びた。”まるちゃん×ダブルネーム”というかけ算がうまくいき、インスタのフォロワー数も伸びた。『ダブルネーム』はコラボが多くデジタルとの相性が良い。もっとデジタルに寄せてもいい」
――その他の既存ブランドは。
「『フレームスレイカズン』は、『ゾゾタウン』内では『レイカズン』の中で展開しているが、『フレームスレイカズン』単独でショップ展開していきたい。『ゾゾタウン』の購買層である30代にちょうど合うブランドのため、ECモールで売り上げを取っていきたい。『ゾゾタウン』の中で売れることでブランドが浸透していく可能性が高いと見ていて、仕掛けられるブランドとして『フレームスレイカズン』を推していく」
――最近のECモール出店は。
「ECモールではないが、パーソナルスタイリングサービスの『ドローブ』との取り組みを始めたところで、『ドローブ』の取り扱いブランドのひとつに『レイカズン』と『ダブルネーム』『フレームスレイカズン』『ミューカ』の4ブランドを取り扱ってもらうことで、顧客接点の強化とブランド認知につながればいい」(おわり)
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――コロナ禍でのECの状況は。
「店舗休業中は在庫を店頭からECに集約して販売し、自社ECは40%程度伸びた。数字上は良いが、一時生産量を絞ったこともあり、展開型数も含めて在庫が潤沢ではなかった。足もとでは少し落ち着いて自社ECの成長率は20%程度だ」
――コロナ禍でECへの投資方針は。
「コロナによる会社へのダメージはあってもECへの投資は緩めない。最優先で投資していく。会社の資産である店舗スタッフのオムニチャネル化も大事で、スタッフが撮影、投稿したコーディネート画像を通販サイトに掲載できるアプリにもコストはかかるが、ここをとめてしまうと販売員の活動領域が狭まってしまう」
――コロナ以前に策定した中計の目標値は据え置くのか。
「中計最終年度に当たる23年9月期の全社売上高100億円という目標値は変えず、その中身、内訳は組み立て直す必要がある。コロナの先行きはもちろん、アパレル業界は再編の動きが進みそうだ。当社ブランドはファッションビルでの展開がほとんどで、ファッションビルが主戦場の他社ブランドが休止する例も増えている。催事の話もきていて、ポップアップストアなどは開催しやすい環境にある。EC限定ブランドだけでなく、既存ブランドにもさまざまなチャンスが出てくる」
――既存ブランドの方向性は。
「『レイカズン』はブランドの強みや、立ち位置をもう一度はっきりさせる必要がある。比較的売り上げを伸ばせるブランドだと思っている。昨年、ルームウェアや生活雑貨などを提案する『テイルズバイレイカズン』というラインを始めた。平均20坪前後で店舗展開しているが、店としては面を取りにいく。30坪くらいの店を出してその中に『テイルズ』を入れていきたい」
――狙いは。
「当社はECチャネルでも雑貨のアイテム数が少なく、『テイルズ』の雑貨カテゴリーが大事になる。1店舗当たりの売り上げ拡大につなげるのと、EC展開をにらんで『テイルズ』を始めた」
――カジュアルスタイルの「ダブルネーム」は。
「デジタルネイティブなブランドにしていきたい。店舗数も単独店は6店舗で、店舗数を増やしていくというよりは、OMOを体現できる売り場としてデジタル施策に深く入り込みたい」
――インスタライブも実施した。
「『ダブルネーム』は『メル』モデルのまるちゃんをゲストに招いたインスタライブを実施して売り上げが大きく伸びた。”まるちゃん×ダブルネーム”というかけ算がうまくいき、インスタのフォロワー数も伸びた。『ダブルネーム』はコラボが多くデジタルとの相性が良い。もっとデジタルに寄せてもいい」
――その他の既存ブランドは。
「『フレームスレイカズン』は、『ゾゾタウン』内では『レイカズン』の中で展開しているが、『フレームスレイカズン』単独でショップ展開していきたい。『ゾゾタウン』の購買層である30代にちょうど合うブランドのため、ECモールで売り上げを取っていきたい。『ゾゾタウン』の中で売れることでブランドが浸透していく可能性が高いと見ていて、仕掛けられるブランドとして『フレームスレイカズン』を推していく」
――最近のECモール出店は。
「ECモールではないが、パーソナルスタイリングサービスの『ドローブ』との取り組みを始めたところで、『ドローブ』の取り扱いブランドのひとつに『レイカズン』と『ダブルネーム』『フレームスレイカズン』『ミューカ』の4ブランドを取り扱ってもらうことで、顧客接点の強化とブランド認知につながればいい」(おわり)