「機能性」への誤解
被害が広がる小林製薬の紅麹サプリ。当該製品が機能性表示食品だったから問題が起きたわけではないが、消費者はそうは思わないはず。
「X」などを見ていると、「機能性表示食品はトクホと変わらないと思っていた」「国の認可がないとは知らなかった」といった声を良く目にする。制度制定以前から「国のお墨付きがあると誤解する消費者が出る」と危惧する声は少なくなかったわけで、開始から10年経っても制度の概要は浸透していないようだ。
消費者が機能性表示食品に抱いていた、漠とした信頼感は消えた。「誤解」が追い風だった健食業界に冬の時代が来るかもしれない。
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