大和がギフトの専門店を開設ECと実店舗で展開へ

2025年09月11日 09:44

2025年09月11日 09:44

0911092432_68c216c025056.jpg オンワードホールディングス子会社でギフトカタログ事業を手がける大和は9月1日、新たに立ち上げたギフト専門店「プレゼンターズルーム」の通販サイトを開設した(画像㊤)。同月12日には新商業施設「ニュウマン高輪」(東京都港区)の開業に合わせて1号店をオープンし、オンラインとオフラインで顧客を開拓する。


 コロナ禍以降、国内のギフト市場は右肩上がりで、とくにソーシャルギフトを中心にカジュアルな場面でのギフトシーンが増えている一方で、同社が実施したアンケート調査では多くの人が贈り物についての失敗経験があることが判明。「相手が喜ぶものをあげたい」半面、「失敗したくない」という気持ちが強いという。

 大和は80年以上にわたって冠婚葬祭を中心としたカタログギフトを提供してきたが、現代のギフトニーズを踏まえて「選べる贈り物」を再定義し、カジュアルギフト市場でも相手やシーンに合わせてメニューから選ぶように選択肢をプレゼントする「メニューギフト」というギフトカテゴリーを提案する。

 「プレゼンターズルーム」では、従来のカタログギフトはもちろん、ソーシャルギフトサービスの「dozo(どーぞ)」、造花とセレクトギフトがセットになったサービス「ブルーム365」なども展開し、さまざまなシーンや用途で利用できるようにする。

0911094335_68c21b370cbf3.jpg 「プレゼンターズルーム」のオンラインストアで注文した商品は送料無料で実店舗で受け取れるようにした。また、サイト開設に合わせてグループの会員プログラム「オンワードメンバーズ」との会員統合を実施。「今後はグループでのシナジーをより追求したい」(川島豊社長)とする。

 実店舗展開については、ニュウマン高輪の店舗(画像㊦)に続き、東京・二子玉川の別業態店舗を「プレゼンターズルーム」に転換。10月8日には「イオンモール仙台上杉」に新店舗を開設するほか、関西でも年内をメドに実店舗を構える計画だ。

 同社では、「ECと実店舗を同じ屋号で展開するので、今後はOMOにも力を注いでいきたい」(川島社長)という。

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