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高島屋、ドゥクラッセと協業

2015年 5月21日 10:10

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高島屋、婦人服通販のドゥクラッセと協業する。高島屋の基幹カタログにドゥクラッセ商品を掲載した冊子を同送して反響を見るが、ゆくゆくは百貨店店頭で販売したり、両社で商品を共同開発することも視野にあるようだ。ドゥクラッセは40~50代女性が中心顧客層のため、高島屋としては次世代顧客の開拓につなげたい考え。一方のドゥクラッセも百貨店の優良顧客や販路を活用できるメリットがある。

高島屋は、今年1月から展開する「タカシマヤ通販65年記念特別企画」の一環としてドゥクラッセとタッグを組む。

 ドゥクラッセの新作アイテムの中から高島屋バイヤーが選んだ20アイテム強をカタログ冊子(画像=全24ページ)にして5月18日発刊の基幹カタログ夏号と同送する。約32万人のカタログ顧客に届けるほか、友の会会員40万人にも折込みチラシの形で配布する。

 同カタログ冊子は「TAKASHIMAYA×DoCLASSE」の名称で展開。クリエイティブはドゥクラッセが担うという。

 20型強のうち約半数をカタログだけの特別価格アイテムとして提供。特別価格以外の商品は通販サイト「高島屋オンラインストア」でも販売する。販売期間は7月10日まで。掲載商品はフレンチリネンのチュニックやレースTシャツ、ワンピースなど、素材にこだわったカラーバリエーションが豊富なアイテム、自宅で洗濯できる衣料品が中心という。

 今回の売れ行きを見て、今後のカタログ、チラシの送付時期、対象とする顧客セグメントなどを決める考えで、百貨店店頭での販売も視野にあるようだ。なお、ドゥクラッセは、婦人靴を製造・販売するグループ会社で高島屋の催事に出店したことはあるが、高島屋に常設店は構えていない。

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