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広がるツイッターの通販活用――ドクターシーラボ編

2010年 4月22日 17:46

3kata.jpg  その手軽さとリアルタイム性、情報伝播性から、急激に普及し始めたネット上のコミュニケーションツール「ツイッター」。そうした利点を活かそうと通販企業の中からも集客やプロモーションなど自らのビジネスにツイッターを活用する動きが出てきている。広がりを見せるツイッターの通販活用の事例を見ていく。

 「実はすでに10以上の『ツイッター』のアカウントを持って"つぶやいています"」。化粧品販売のドクターシーラボも「ツイッター」を活用する一社だ。今年に入り、本格的にツイッターの活用を開始。現状、本アカウント「ドクターシーラボツイッター」(=画像)のほか、店舗や対面販売など販路別、「ジェノマー」や「ラボラボ」といったブランド別など十数のアカウントを取得。それぞれ「詳細は言えないが今後、様々な仕掛けや試みを実施する」(同社)とする。

 「まだ、始めたばかり」とするが四月十六日から同社の商品の中から欲しい商品名とその理由をつぶやくと抽選で十人に化粧品1年分(12個)をプレゼントする「おねだりツイートキャンペーン」を開始したところ、本アカウントのフォロワー数が一挙に増え、現状では800を突破。つぶやけばつぶやくほど当選確率が高まることからフォロワー数は増加し続けているよう。それに伴い通販サイトへの送客に効果が出てきているようだ。

 今後、同社がツイッターで特に期待するのは「顧客の声」の収集。これまでもSNSサイトやコミュニティサイトなどで顧客の生の声を収集してきたが、即時性の高いツイッターで顧客が感じる肌の悩みや同社製品の使用感などを素早く収集、商品開発やサイトのコンテンツ制作に生かす。

 4月下旬に立ち上げた「たるみケア」に特化した情報サイト「顔のたるみ研究所」でも同サイト用にツイッターのアカウントを立ち上げた。同サイトのTOPページにはツイッターへと誘導するバナーを記載。「今後、ツイッターでお客様の声を収集して、役に立つコンテンツ作りを目指す」(同社)としている。
(つづく)
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