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楽天とアルペン ポイントプログラムで提携、O2O施策でアルペンのEC強化

2019年 3月25日 15:00

 楽天と、スポーツ用品店大手のアルペンは3月18日、ポイントサービスなどで連携すると発表した(写真左からアルペンの水野敦之社長と楽天の三木谷浩史社長)。4月1日から、アルペングループが運営するスポーツ用品店全401店舗において、楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を利用可能にする。アルペンでは、総売上高(前期は2276億円)のうち3%程度にとどまっているネット販売売上高を、2~3年以内に10%まで高めたい考えだ。

 ユーザーは楽天ポイントカードや「楽天ポイントカードアプリ」を提示すると、買い物金額に応じて楽天ポイントが貯まるほか、支払い時には貯まったポイントも利用できる。

 あわせてアルペンでは、ポイントプログラムを「アルペングループメンバーズ」として刷新。店舗でも通販サイトでも利用できるほか、最大で5%分の「アルペンポイント」を還元する。また、同日から楽天カードとアルペンの提携クレジットカード「アルペングループ 楽天カード」の発行を開始した。アルペングループの店舗で買い物をすると、楽天ポイントとアルペンポイントを双方付与、最大で6・5%を還元する。楽天カードが小売りとの提携カードを発行するのは初めてで、初年度30万人の獲得を目指す。

 「アルペン楽天市場店」と実店舗とのO2O企画も実施する。5月6日~6月2日までの期間、アルペン楽天市場店でエントリーした上で、同社実店舗で楽天ポイントカードを提示し税別5000円以上買い物をしたユーザーに対し、楽天ポイントを500ポイント付与する。同社ではO2O関連の仕組みを強化したい考えで、ネットで注文した商品の店頭受け取りサービスの導入なども検討している。

 アルペンの二十軒翔常務執行役員は「通販サイトや実店舗において顧客がどのように商品を選んでいるかは良く分かっていないのが実態。楽天との提携で、当社が取れるデータも格段に精度が上がるので分析し、実店舗と通販サイトを行き来する顧客に最適なサービスは何かを考えたい」と今後の展開を説明。ネットの売り上げを伸ばしていくために「常に鮮度の高い商品をネットで販売し、翌日配達などのサービス面でも競合と差別化していきたい」とした。

 アルペンの水野敦之社長は、3月18日に開催された記者会見で「当社の今後の発展のため、さらにはスポーツ業界に変革をもたらすパートナーとして、楽天以上にふさわしい相手はいない」と述べた。

 同社ではこれまで、カルチュア・コンビニエンス・クラブが展開する「Tポイント」に加盟していたが、4月からは楽天ポイントに乗り換えることになる。同社では「顧客にとって最も利便性が高く、価値を感じてもらえるポイントプログラムは何かという点を検討し、楽天ポイントの導入がベストだと判断した」(二十軒常務)とその理由を説明する。

 また、楽天の三木谷浩史社長は「当社は今後も日本のみならず、世界のスポーツを盛り上げていきたいと思っており、スポーツリテールのイノベーターであるアルペンとこうした取り組みができることを嬉しく思う」と話した。
 
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