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千趣会、デジタルカタログ刷新、顧客の"声"で使い勝手を向上

2011年 4月10日 21:21

千趣会は、顧客の声をもとにした通販サイト「ベルメゾンネット」の使い勝手向上やコンテンツの改善を進めている。この一環として今年1月26日に、デジタルカタログをリニューアルし、紙カタログと同じ感覚で商品を選べる機能などを付加。顧客にとって使いやすいサイト作りを進め、受注の拡大につなげる構えだ。
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 千趣会では2010年3月頃から、「ベルメゾンネット」上に「あなたの声でもっと使いやすく」と題したページを設置。サイトの使い勝手に関する顧客の意見や感想を収集し、改善につなげることを狙ったもので、これまでの展開では、顧客から約2500件(重複内容含む)の要望があり、「改善要望が多いもの、緊急度が高いと判断されるものについては、全て対応している」(広報)という。

 代表的な改善事例としては、今年1月に実施したデジタルカタログのリニューアル。「あなたの声でもっと使いやすく」にも、「デジタルカタログを見ていて、買いたい商品を再度リストから選びなおすのが面倒」「デジタルカタログがいつアップされたのかよく分からない」などの意見が寄せられていた。同社でも以前から、デジタルカタログの使い勝手向上が必要と考えていたこともあり、今回のリニューアルに至ったという。

 デジタルカタログの改善点は、まず、デジタルカタログ誌面と「ベルメゾンネット」の商品詳細ページにリンクを貼り、購入までの導線を短くしたこと。カタログ誌面上の商品名のクリックで商品詳細ページが表示されるようになっており、商品レビューなどの情報を確認して、すぐに注文ができるようにしたのが特長だ。

 また、新たな機能として、カタログやページの一覧画面の閲覧性を高め、顧客が見たいカタログ、ページを探しやすいよう工夫。さらに、誌面の商品画像を拡大し商品の素材感や細部の作りが確認できる虫めがね機能やお知らせ機能、気になるページに付箋を貼り、ページをめくれる機能を盛り込むなど、自宅でくつろぎながら紙のカタログと同じ感覚で誌面を見られるような形にした。

 このほかに「ベルメゾンネット」自体の機能について、「お気に入りリスト」に登録した商品を自由に並び替えられるようにするなどの改善を実施。顧客目線のサイト作りに取り組む姿勢を打ち出すことで、ファンの拡大を図る狙いもあるようだ。


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