真のツイッター活用法とは
今や通販企業も当たり前のように使っているツイッター。しかし、販促に活用するといっても、大きな成果は出ていないのが本当のところ。ある担当者は「効果でいえば、まだまだメールマガジンの方が高い」と話す。
ツイッターの目新しさは、「リツイート」と呼ばれる、つぶやきの引用機能を介した拡散速度だ。どの担当者に聞いても一様に「リツイートをしてもらうためのつぶやきがカギ」との答えが帰ってくる。しかし、その効果は長く続かないだけに、目に見える成果はなかなか出ないのが実情だ。
新しいスタイルのツールだけに苦労もつきまとう。あるネット販売企業のつぶやき担当は、突然自社のアカウントがツイッター側から止められていて驚いたという。どうやら、一度にたくさんフォローをしたことでスパム業者と間違えられたようだが、フォローする利用者も増えていただけに、痛手となった。
特徴を活かせていない例もある。あるカタログ通販企業では、つぶやく際には、数日前から書き込む文章を上司に提出し、許可をもらう必要があるのだとか。
無用なトラブルを防ぐためのリスク管理なのだろうが、セール情報をつぶやくのにわざわざ許可を取っていたのでは、ツイッターの利点は活かせない。もちろん、節度を保つことは必要だが、機動的な顧客対応が可能なツールとして活用法を探っていくべきだろう。
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無用なトラブルを防ぐためのリスク管理なのだろうが、セール情報をつぶやくのにわざわざ許可を取っていたのでは、ツイッターの利点は活かせない。もちろん、節度を保つことは必要だが、機動的な顧客対応が可能なツールとして活用法を探っていくべきだろう。