青木フルーツのフルーツジュースの定期購入、非加熱のフレッシュさ差別化

2025年07月16日 16:48

2025年07月16日 16:48

0716164821_687759450dabf.jpg フルーツショップ事業などを手掛ける青木フルーツは7月15日から、フルーツジュースの定期購入サービスを開始した。非加熱殺菌し、絞りたてのフレッシュな味わいや、手軽に栄養を摂取できる利便性で訴求する。30~40代のキャリア志向や本物志向の人をターゲットとし、朝食需要を獲得する。5年間で会員数1万人の獲得をめざす。


 開始した定期購入サービスは「Vicca」。フルーツを低温で搾るコールドプレス製法と、非加熱で殺菌する高圧製法を組み合わせたダブルプレスジュースを取り扱う。果物と野菜を使用し、さまざまな栄養を摂取できるという。

 清涼飲料水カテゴリーで非加熱処理のフルーツジュースは他になく、搾りたての味や香り、食感で差別化を図る。創業101年のフルーツの専門家の目利き力で熟度の良いフルーツを選び、味への信頼感の向上につなげる。

 ダブルプレスジュースは6アイテムを用意し、目的や味別に6セットを用意した。

 1セット6本ずつを4回届ける定期コースで、4回分の価格は2万5920円(税込)とした。長期的な利用を通じて、効果実感や顧客満足度向上につなげたい考え。

 初回購入者向け商品は、全アイテムをセットした「Viccaベーシックコース」。6種類すべてを試せるセットを定価の半額で販売する。まずは全種類を一定期間飲用することで、必要な栄養をバランスよく摂取できるようにした。

 継続購入者向けには会員制度を用意した。累計の購入額に応じてランクアップする仕組みを設け、ランク上位の顧客向けには最大で25%引きで購入できるという。

 ターゲットは東京・六本木の実店舗でのユーザー調査を踏まえて決定した。多忙な人が増える中で美味しさや健康、時短への関心が高いと予想。栄養を効率的に摂取できるとされる朝食シーンでの利用を提案する。日本人の果物の摂取量は推奨する200㌘の半分にも満たないとされており、現代の食生活の課題解決につなげる。

 今後、商品ラインアップを拡充するほか、医療機関やヨガスタジオ、フィットネスクラブなどでの取り扱いをすすめ、販路の拡大も図る計画。

 同日開催した発表会で青木信博会長は「企業理念に『フルーツをし好品から生活の必需品に』を掲げる。ライフスタイルが変化し、付加価値も変わっている。忙しい人や仕事を元気にしたい人に飲んでほしい」とあいさつした。

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