「TikTok」が動画からの商品購入可能に、ショップタブや広告も導入

2025年07月03日 10:53

2025年07月03日 10:53

0703105111_6865e20fcc4cf.jpg 動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は6月30日、アプリ内で商品の販売から購入が可能となるEC機能「ティックトックショップ」の提供を開始した。ショッピング機能付きの動画やライブ配信を、アプリの「おすすめ」フィードに表示することで、事業者はアプリ内のショッピング対応コンテンツを通じて消費者に直接販売できるようになる。すでにI-neやアンカー・ジャパン、ウィゴー、日清食品、ヤーマンなどが出店している。


 新機能によりおすすめフィードに表示される動画やライブ配信においてタグ付けされた商品を、その場で直接購入することが可能となる。事業者は、ショッピング動画では商品の特徴をデモンストレーションして強調することができるほか、ライブ配信では商品を紹介しながらリアルタイムでユーザーと対話して質問に答えることができる。

 事業者のプロフィールページでは、商品一覧の閲覧やレビューを確認できるほか、商品を直接購入することもできる。企業は、自社ブランドの世界観に沿った商品コレクションを自由に構成・掲載できる仕組み。

 新たに「ショップ」タブも設ける。企業の商品を一覧で掲載できるほか、ユーザーは検索機能を活用して、商品やプロモーションを見つけて購入することができる。注文の管理やおすすめ商品の表示などもタブ内で完結するようになる。

 出店者向け機能としては、7月中に広告商品を導入する予定。また、クリエイターと事業者をアフィリエイトプログラムも展開する。クリエイターは、ショート動画やライブ配信を通じて商品を紹介することで報酬を得ることができる一方、事業者は自社ブランドに最適なアフィリエイトプランを選択のうえ、効果的な商品訴求が可能となる。


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