「電子書籍ブーム」とカタログの行方
自炊"が今、密かなブームとなっているらしい。と言っても料理のことではない。個人で書籍を裁断・スキャンし、「電子化」する行動のことだ。省スペース化や検索などの利点があり、耳目を集めている。
今年は「電子書籍元年」と言われた。電子書籍リーダーとして、iPadに代表されるタブレット端末が国内外問わず多数現れ、話題をさらった。様々な特集も組まれ、「元年」かどうかはともかくブームとなったことは間違いない。「自炊」もそうした「電子書籍ブーム」を象徴するものだろう。
通販事業者にとっても電子化は「電子カタログ」などで関わりがある。カタログの電子化は、動画との連動など、表現方法で様々な可能性を秘めており今後が楽しみな動き。電子書籍ブームがより盛り上がれば、通販業界での動きもまた、加速していくはず。
とはいえ、電子書籍はまだ黎明期で仕組みも十分とはいえず、先行きは不透明。通販業界でも電子化はまだ一部の大手が試行しているだけで「ブーム」ですらない状況だ。だが多くの可能性を秘めた取り組みなだけに、そのあたりは今後、どれだけ成功事例が出るかにかかっているだろう。
電子書籍に限らず、今年はユーストリームやツイッターなど、通販に活用できる様々なサービスが脚光を浴びた。来年は果たしてどのような試みが生まれるか。期待して新年を迎えたい。
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