ビックカメラのPB売上高1千億円へ、日用品投入し来訪頻度向上

2026年03月04日 13:23

2026年03月04日 13:23

 家電量販店大手のビックカメラは2月25日、新しいプライベートブランド(PB)を立ち上げると発表した。同社販売員の中でも上位に位置づけられる「ビックカメラマイスター」が、商品開発に参画。家電製品のほか、タオルなど家電に近接した日用品も扱う。毎年春夏・秋冬の年2回、シーズンコレクションとして新商品を投入。2030年8月期のPB商品売上高は1000億円を見込む。

0304152657_69a7d0b1a2ea8.jpg ブランド名は「ビックアイデア」。既存のPBブランドを統合する形で立ち上げる。3月14日に開業する、東京・池袋の「ビックカメラ池袋西口IT tower店」で先行販売、4月1日からは通販サイトおよびビックカメラ全店で扱う。

 コンセプトは「良いより、よくぞ。」。第1弾として販売する、ドライヤー「Karen Bloom Flow Dryer」(税込9980円)は、軽量・コンパクト・大風量というトレンドを取り入れながら、「ドライヤーは収納しづらく、出しっぱなしにもしたくない」という顧客の声を取り入れたもの。本体下部にはフックにかけられる紐を装備、収納しやすくした。また「生乾き臭のしないタオル」や「乾燥機で乾かしても縮まないタオル」など、家電に関連した日用品も販売する。

 同社の「マイスター」が、接客中に感じた顧客の家電に対する悩みや不満などを商品企画・開発に取り入れる。また、ハッシュタグ「#つくってほしい」を付けたSNSの投稿も商品開発に取り入れる。将来的にはPB売上高の割合を全社売上高の10%まで高める。

 同社の秋保徹社長は「単にメーカーの商品を置き換えるのではなく、新たな価値を自分たちで作り、積み上げていく」とPB強化の狙いを説明。これまで家電量販店が扱うPBは、ナショナルブランドに機能を付加したり色を変えたりといった、アレンジ商品が大半だった。ビックカメラでは、マイスターの接客力をMDに活かすことで差別化を図る。特に雑貨など、買いやすい価格の非家電商材を積極的に投入、店舗や通販サイトへの来訪頻度を高める狙い。

 2月25日に行われた記者会見では、お笑いトリオ・ネプチューンの堀内健さんと、タレントの朝日奈央さんも登場。「2人が本気で欲しいと思う商品を考える企画」などをテーマとしたトークセッションが行われた。

カテゴリ一覧