フェイスブックと通販

2011年02月24日 11:19

2011年02月24日 11:19

 少し前の話になるが、映画館に足を運んで「ソーシャル・ネットワーク」を観てきた。世界最大のSNS「フェイスブック」創業者のマーク・ザッカーバーグを中心にサービス誕生とその後を描いた映画で、各映画賞を受賞し話題になった。

 事実と異なるなどの指摘もあるようだが、"フェイスブック"の名を観客に強烈に印象づけたことは確かだろう。映画やエジプトの革命などで各媒体に取り上げられた影響か、日本でも最近ユーザー数の拡大が目立つ傾向にあるようだ筆者の周りを見ても利用し始めた友人・知人が多く、今や本格的なブームと呼んでも差し支えないだろう。普及が進むスマートフォンとの相性が良いのも一因となっているようだ。

 人が集まる場所にはビジネスの可能性が生まれる。当然、通販企業でも大手を中心に活用に乗り出す動きが活発化しつつある。姉妹誌でも取り上げたが、楽天やカタログハウスが利用するほか、最近ではセシールやユニクロなども着手。海外展開への布石や、従来とは異なる新たなアプローチの手法としてそれぞれ取り入れている。

 まだ目立つ成功例は少なく、「試行錯誤」の域を出ていないツール。だが、今後ユーザー数が拡大すれば、通販活用の動きが加速することは想像に難くない。ツイッターの爆発的な普及を思えば可能性の高い未来ではある。動向を追うだけの価値はあるだろう。

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