選挙と通販
この4月、各地で行われている統一地方選挙。日頃はあまり見かけることのない県会議員や市議会議員が、町中で投票を呼び掛ける姿が見られた。
。選挙戦で候補者が自らの考えを訴えるのは大切なことだが、それと同等に重要なのは、選挙ポスターだろう。通販カタログではないが、商品となる候補者の写真や、コピー次第で有権者に与えるイメージは相当違ってくる。
某政党から某県議会議員に立候補したとある現職候補者のポスター。細面で目が大きく、なかなかの二枚目だ。20代後半の若手議員といった風情で、他の候補者のポスターよりも人目を引く。
だが、地元の大衆食堂で食事をする姿を見かけたこの候補者。目元に若干の面影があるものの、顔の輪郭はポスターより横方向に2回り近く広い。見た目は40代後半から50代といったところで、ポスターのイメージとはあまりにもかけ離れていた。
恐らく、若かりし頃に撮った写真を選挙ポスターに使ったのだろう。だが、イメージも投票の判断材料と考えれば、有権者を誤認させることにもなりかねない。これが通販の広告であれば、優良誤認で「景品表示法」違反といったところか。
県政を変えると言い続けてきたこの候補者。どうも県政を変える前に自らの姿が変わってしまったらしい。顧客と誠実に向き合わなければ成り立たない通販の世界。政治の世界も同様だろう。
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恐らく、若かりし頃に撮った写真を選挙ポスターに使ったのだろう。だが、イメージも投票の判断材料と考えれば、有権者を誤認させることにもなりかねない。これが通販の広告であれば、優良誤認で「景品表示法」違反といったところか。
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