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サントリーウエルネスの「エファージュ」 TVCM・新聞広告で露出高め新規獲得へ

2011年10月26日 18:23

 サントリーウエルネスは、通販で展開する基礎化粧品「F.A.G.E.(エファージュ)」の拡販に本腰を入れている。一部地域でテスト的に投入したテレビCMに対する一般消費者の反応が良かったことなどを受け、9月下旬から、関東圏でテレビCMの放映を開始。CMと連動した新聞広告も展開している。社内に美容の専任チームを設けるなど、社内体制も整備。化粧品での勝ちパターンを早期に確立させ、新たな事業の柱に育てる構えだ。

 「エファージュ」は、2010年3月に発売したクレンジングクリームや化粧水、美容液などの基礎化粧品シリーズ。酒類で培ってきた酵母や発酵技術に関するノウハウを活用したのが特徴だ。

 今回のテレビCMは、トライアルセットの購入促進による新規顧客の獲得を主眼としたもの。

 女優の富司純子さんを起用した「演奏会篇」では、"60代、70代のスキンケアなんて誰も本気で考えてくれなかった"のテロップを、伊藤蘭さんを起用した「大寄せ篇」では、"50代。ハリさえあれば"のテロップを入れ、それぞれの年代層が抱える悩みを表現。"肌は、まだ、間に合う"のコピーで商品を訴求する。

 「エファージュ」については、昨年秋から一部地域でテスト的にインフォマーシャルなどを投入。サントリーウエルネスでは今期、同商品の投資を積極化し、時期をみて露出度を高めていく意向を示していたが、冬場に向けた肌のお手入れの需要期に合わせ、この9月下旬から関東圏でのテレビCM放映を開始。並行して一般紙に全面広告を出稿するなど、露出度を高めている。

 一方、顧客対応の体制も強化。すでにコールセンター機能を健康食品と化粧品で切り分けていたが、今秋からの拡販の積極化に合わせる形で、9月に社内に美容専門のチームを設置。よりキメ細かな顧客対応ができるようにした。

 これまでの展開では、テレビCMを見た顧客からの引き合いも多いもよう。「エファージュ」では、2013年に売上高20億円を目標に設定しているが、現在のところ、「クリアできそう」(同社)としている。

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