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2015年11月19日のスタート時点では世田谷区や目黒区など都内8区のみだったが12月3日には東京・等々力の「プライムナウ」専用配送拠点「プライムナウ専用FC」の配送ルートの調整を図り、カバーエリアを神奈川・川崎市の高津区および中原区まで広げた。2016年に入り、1月12日からは同市内の宮前区と多摩区。また、東京・調布市と狛江市まで拡大し、1時間以内に配送する「1時間以内配送」と午前6時から深夜12時まで2時間単位の配送時間を選択して当該時間枠内に配送する「2時間便」を展開している。
さらに1月26日からは大阪、兵庫、横浜の一部地域でも「プライムナウ」を開始した。対象エリアは大阪では大阪市内の旭区や福島区、浪速区など17区および守口市、摂津市、吹田市、豊中市。兵庫は尼崎市および伊丹市。神奈川・横浜市は保土ヶ谷区や磯子区、鶴見区など11区。また、同日からすでに一部で実施中だった川崎市内のカバーエリアを広げ、川崎区と幸区でも展開し始めた。
エリア拡大に伴い、新たに大阪・淀川区および横浜・鶴見区内に専用配送拠点「プライムナウ専用FC」をそれぞれ設置。各拠点から車(=上写真)やバイクで「1時間以内配送」と「2時間便」を展開する。なお、川崎市は高津・中原・宮前・多摩区は東京の拠点、川崎・幸区は横浜の拠点がカバーする。
基本的なサービスや配送方法、料金(「1時間以内配送」は1回税込890円)などは東京で展開中の「プライムナウ」と同様だが、1時間以内配送の注文対応が午前6時~午後10時59分、配送時間が午後6時~深夜12時と東京よりも注文および配送時間が1時間短くなっている。また、対象商品数は東京では約1万8000点に対し、大阪・兵庫・横浜は約1万5000点。品ぞろえも洗剤やシャンプーといった生活雑貨や食品、飲料、酒類、家電、ベビー用品、PC周辺機器、文具などベースは東京と同様だが、たこ焼きやお好み焼き、餃子など各地域に馴染みのある冷凍惣菜や調味料などを追加するなどしているようだ。「(注文対応・配送の時間、品ぞろえの違いは)地域の状況や特性を踏まえた」(同社)ためとしている。
また、新たな品ぞろえとして「卵」「牛乳」や「月刊誌」の取り扱いをスタート。大阪・兵庫・神奈川のほか、東京でも販売を開始した。
アマゾンジャパンでは今後も「プライムナウ」の対象エリアを大都市圏中心に拡大させていく考えのようだ。
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