モール運営者は本気で模倣品対策を
「まさに無法状態。モール運営者は最低限、出店する店舗に法令遵守の意識付けくらいはした方がよいのでは」。テレビショッピング研究所で日々、自社で販売する商品の模倣品の有無をネットでチェック・監視する担当者はため息交じりに話す。
同社で独占販売権や意匠権などを持ち販売する商品の模倣品は後を絶たないという。特に某仮想モールは無法状態のよう。「確認犯的な業者も問題だが、たちが悪いのは悪気なく、中国などで出回っているヒット商品の模倣品を手軽に販売してしまうケース。権利侵害は犯罪なのだが、簡単に考えてすぎている人が多いと思う」という。
また「類似品を販売していることももちろん問題だが、さらに驚いてしまうのは、当社で作成した通販ページに使用している写真やコピーなどの"素材"さえもそのまま転用しているケース。模倣品がどうかなどを言うまでもなく、著作権的にアウトなはず」なのだが、当該店舗にその旨を伝えても「何が悪いのかさえ、わからない業者が多い」とし、埒があかないため、仮想モール運営者に注意してもらうよう打診すると、対応はするものの、時間がかかり、同社の想いと温度差を感じるという。
氾濫する模倣品は通販市場の発展を阻害する深刻な問題。「売り場」の管理者であるモール運営者も模倣品を売らせないよう、本気で対策を考えるべきだ。
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