mitaseru JAPANが船橋にセントラルキッチン 2拠点目、面積は2.5倍

2026年08月06日 19:27

2026年08月06日 19:27

 三井不動産グループで冷凍食品のECを展開するmitaseru JAPANは7月29日、千葉・船橋に商品の製造と保管、発送を行う新拠点を開設した。冷凍倉庫を併設し、床面積は大阪に構える製造拠点の2.5倍に拡張した。顧客の6割を占める首都圏のサプライチェーンを構築する。


0807110937_6a753e61b9122.jpg 竣工したのは「船橋セントラルキッチン」で、今秋稼働する予定。敷地面積は666平方mで、延べ床面積は263平方mとなる。三井不動産が展開する物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」内に構えた。投資コストやコスト回収時期は非公表。

 製造拠点は大阪に続いて2カ所目となる。生産能力と物流能力を向上するほか、自然災害や突発的な物流網の混乱時などでも安定した商品供給を実現できる事業基盤を構築したい考え。

 セントラルキッチン内は調理を行う加熱室とパックに詰める充填室、在庫管理を行う冷凍保管室(=写真)を設けた。受注データにあわせてオリジナルのダンボールにピッキングし、シュリンク包装後にヤマト運輸に引き渡す仕組み。

 加熱室では専属のシェフが手作りし、少量多品種を製造する。手作りにこだわる方針で、稼働時間の延長や効率化を図りながら製造量の拡大に対応する。

 充填室では内容量が均等になるよう、具材の個数やグラム数を確認しながらパッキングする。パッキングした商品は急速冷凍庫で鮮度を保ったまま凍結し保存する。急速凍結機はブラストチラーを採用した。

 冷凍保管室は凍結後の商品をケース単位で保管、管理する。室内はマイナス25度に設定し、品質を保ちながら保管。今後の需要拡大を見込み、既存の大阪の製造拠点で製造した商品の保管場所としても活用する。

 ヤマト運輸との連携を強化して物流網を構築した。首都圏の物流ターミナル拠点に直接輸送する体制とし、営業所を介さず輸送することで配送件数の増加に対応したい考え。

 プレミアム冷凍グルメ「mitaseru」は24年に事業を開始し、現在は飲食店57店舗の112商品を取り扱う。既存の大阪のセントラルキッチンは保管スペースがなく、営業所での取り扱い量にも限界があったという。

 目標売上高は2030年に50億円とする。25年度の売上高は前期比約3倍以上に拡大。今期も2倍以上のペースで伸びているという。30年に参画店舗数は100店舗をめざしており、今後も三井不動産が運営する商業施設のテナントや、エリア開発で培った飲食店のネットワークを活かして出店店舗を拡大していく。

 7月30日に開催した内覧会では松本大輝社長は「関東1都3県のサプライチェーンを向上する。三井不動産と連携して集荷しやすい立地で製造でき、ヤマト運輸のターミナル拠点に直接集荷できるようになった。今後の目標達成に向けて取り扱い数量拡大の拡大が見込める」と話した。

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