〈YTGATE調査〉 お盆に決済エラーが集中 月の約2倍、ECセールの失注に

2026年08月06日 19:09

2026年08月06日 19:09

 クレジットカードの決済承認率改善支援などを手掛けるYTGATEは7月29日、決済エラーの発生時期に関する調査結果を発表した。それによると、お盆や秋商戦でECなどの決済が集中する時期は7月と比べて決済エラー率が上昇し、約2倍になっていることが分かった。


 同調査は決済最適化SaaSサービスの「YTGuard」の利用加盟店をランダムに抽出した実取引の約1000万件を対象に、昨年からの決済エラー動向を分析したもの。

 まず、月次で見た決済エラー率の推移としては、6月が8.8%、7月が6.76%、8月が11.76%、9月が9.97%、10月が10.36%となった。

 8月13日〜21日のお盆期間だけでは、エラー率が平均で13.62%となり、前月の7月と比べて2倍近い発生となっている。期間中に最も高かったのが16日の16.52%、13日の16.47、17日の15.04%という順だった。

 また、秋商戦の10月25日〜同31日については、最も高かったのが31日の16.87%、次いで26日の15.55%、25日の14.96%という順になった。いずれも平常月を上回る水準で推移している。

 決済エラーの理由を特定できた内容として、最も多かったのが「3Dセキュア認証の失敗」で約47%。次いで、「カード会社による非承認」で約40%となった。カード情報の入力誤りや残高不足よりも、本人認証(3Dセキュア)と、カード会社の審査という〝決済のつなぎ目〟で失敗が集中していることが特徴だとしている。

 また、内容を特定できなかった決済エラーについても全体数の約4割を占めており、決済処理が完了する前にユーザーが離脱したケースが主な要因と見られている。認証画面まで進んだものの、そこで手続きを完了できずに離れてしまう取り引きが、相当数含まれている可能性があるとした。

 同社によると、こうした決済エラーが繁忙期に増加する背景には、ECなどの各サイトでキャンペーンを積極的に展開する時期でもあり、普段はあまりECを利用しない購入頻度が低い層の流入数が拡大することがあると分析。

 各社のマーケティングが加速して取り引きが増える一方で、操作ミスや入力ミスといった顧客起因のエラーも増えて、スムーズに決済を完了できないまま失注が積み上がるような悪循環が起きているとした。

カテゴリ一覧