楽天グループは10月10~13日、東京都渋谷区の代々木公園において、仮想モール「楽天市場」出店店舗などが、もつ鍋やラーメン、スイーツなどを販売する出店を設ける「食フェス」を開催した。東京では昨年に続き2回目の実施となる。
「食いしんぼう祭」は、代々木公園にて開催された「第16回 九州観光・物産フェアin代々木2025」内の一区画において実施された。45ブースを設けており、昨年の32ブースから増やしている。9月12~15日には大阪・扇町公園でも同様のイベントを開催しており、昨年の東京会場での実績と比較すると、売り上げは30%多かったという。
アカウントイノベーションオフィス(AIO)でフード&ドリンクカテゴリーコンサルティング課ビジネスクリエーショングループのマネージャーを務める西本佑介氏は、2会場で食フェスを実施する理由について「数々の食に関連したイベントを行う両公園で開催することで、より多くの人に楽天市場の食と個性豊かな出店店舗との直接的な接点を創出し、新たな出会いを提供することで、『グルメといえば楽天だよね』という認知を持ってもらいたい」と説明する。
イベントには、楽天市場出店店舗だけではなく、大手飲料メーカーや食品メーカーも出店。AIOがメーカーを中心に、大手クライアントのビジネスをサポートするのがミッション。西本マネージャーは「メーカー向けのオンラインでの販促は一生懸命やってきたが、これまで手つかずのオフラインでのプラットフォームを作り出したかった」と話す。
さらに今回は、TikTok(ティックトック)も協賛。動画を閲覧することでポイントが溜まるアプリ「ティックトックライト」に登録すると、会場で使える1000円割引クーポンをプレゼントするキャンペーンを行った。西本マネージャーは「昨年はECの食品業界を超えて食品業界のオフラインに参入したが、今年は食品業界を超えたオフラインとも交わった。楽天IDを持つ人が多い場所でタッチポイントを作ることで、いろいろなメーカーとの取り組みを広げていきたい」と述べた。
イベントのオンラインとオフラインを横断した連動企画として、特設ページまたはイベント会場で商品を購入すると共通のスタンプが貯まるスタンプラリー企画を展開。購入で貯まったスタンプ数に応じて「お買いものパンダ」特製グッズや「楽天ポイント」を付与する。西本マネージャーは「良くあるオフラインの食フェスにとどまらず、ウェブにも来てもらうことで、結果として街とネットが『楽天グルメ』でつながるイベントにできれば。ぜひ大阪会場の売り上げを超えたい」と意気込みを示した。
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会場では、楽天と店舗がコラボレーションした、楽天食いしんぼう祭限定商品として「お買いものパンダ! まんじゅう」(価格は2582円)を販売。和菓子の老舗「塩瀬総本家」とコラボしたもので、最高級グレードのやまといものみを使用し、水を使わず素材のみで皮を作った高級まんじゅうという。塩瀬総本家営業部の星秀行課長は「和菓子という商品の特性上、高年齢層のユーザーが多いので、少しでも若い人たちと接する機会を作りたい」と、イベントに出店した理由を話した。
ラーメン店「俺の生きる道」も出店。同店は楽天直営店舗「Rakutenグルメ館」に冷凍ラーメンを提供している。大阪でのイベントにも出店し、人気を博した。運営するandfoodsの小林公太社長は「当社は通販に注力しており、イベントでラーメンを食べてもらうことで、オンラインに誘導するのが目的」とした。同店はこうしたイベントには多数出店してきたが、「オフラインからオンラインにつなげられるイベントは他にはなく、ライトユーザーの獲得が期待できる」(小林社長)。同店は昨年も同イベントに出店しているが、出店後は通販での受注量が増えたという。
メーカーのブースでは、無料サンプリングの配布が行われた。永谷園は新商品「めし粥」を無料で配布。「白米の代わりにおかゆを食べよう」と提案する、新しいコンセプトの商品だ。同社マーケティング本部の三田友理恵氏は「『おかゆは病気の人が食べるもの』というイメージを覆すため、イベントに参加することで『とんかつや唐揚げにおかゆを合わせる』といった食べ方を認知してもらいたい」とした。認知度や集客力の高さを勘案し、楽天が開催するイベントに出店したという。
また、ハウス食品のブースでは「しあわせの激辛」シリーズを販売。同社EC事業部マーケティングBUの上杉若那子氏は「自社EC限定ブランドなので、認知拡大を目的に出店した。激辛好きの人たちに知ってもらい、リピート購入してもらいたい」と述べた。
楽天グループは10月10~13日、東京都渋谷区の代々木公園において、仮想モール「楽天市場」出店店舗などが、もつ鍋やラーメン、スイーツなどを販売する出店を設ける「食フェス」を開催した。東京では昨年に続き2回目の実施となる。
アカウントイノベーションオフィス(AIO)でフード&ドリンクカテゴリーコンサルティング課ビジネスクリエーショングループのマネージャーを務める西本佑介氏は、2会場で食フェスを実施する理由について「数々の食に関連したイベントを行う両公園で開催することで、より多くの人に楽天市場の食と個性豊かな出店店舗との直接的な接点を創出し、新たな出会いを提供することで、『グルメといえば楽天だよね』という認知を持ってもらいたい」と説明する。
イベントには、楽天市場出店店舗だけではなく、大手飲料メーカーや食品メーカーも出店。AIOがメーカーを中心に、大手クライアントのビジネスをサポートするのがミッション。西本マネージャーは「メーカー向けのオンラインでの販促は一生懸命やってきたが、これまで手つかずのオフラインでのプラットフォームを作り出したかった」と話す。
さらに今回は、TikTok(ティックトック)も協賛。動画を閲覧することでポイントが溜まるアプリ「ティックトックライト」に登録すると、会場で使える1000円割引クーポンをプレゼントするキャンペーンを行った。西本マネージャーは「昨年はECの食品業界を超えて食品業界のオフラインに参入したが、今年は食品業界を超えたオフラインとも交わった。楽天IDを持つ人が多い場所でタッチポイントを作ることで、いろいろなメーカーとの取り組みを広げていきたい」と述べた。
イベントのオンラインとオフラインを横断した連動企画として、特設ページまたはイベント会場で商品を購入すると共通のスタンプが貯まるスタンプラリー企画を展開。購入で貯まったスタンプ数に応じて「お買いものパンダ」特製グッズや「楽天ポイント」を付与する。西本マネージャーは「良くあるオフラインの食フェスにとどまらず、ウェブにも来てもらうことで、結果として街とネットが『楽天グルメ』でつながるイベントにできれば。ぜひ大阪会場の売り上げを超えたい」と意気込みを示した。
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会場では、楽天と店舗がコラボレーションした、楽天食いしんぼう祭限定商品として「お買いものパンダ! まんじゅう」(価格は2582円)を販売。和菓子の老舗「塩瀬総本家」とコラボしたもので、最高級グレードのやまといものみを使用し、水を使わず素材のみで皮を作った高級まんじゅうという。塩瀬総本家営業部の星秀行課長は「和菓子という商品の特性上、高年齢層のユーザーが多いので、少しでも若い人たちと接する機会を作りたい」と、イベントに出店した理由を話した。
メーカーのブースでは、無料サンプリングの配布が行われた。永谷園は新商品「めし粥」を無料で配布。「白米の代わりにおかゆを食べよう」と提案する、新しいコンセプトの商品だ。同社マーケティング本部の三田友理恵氏は「『おかゆは病気の人が食べるもの』というイメージを覆すため、イベントに参加することで『とんかつや唐揚げにおかゆを合わせる』といった食べ方を認知してもらいたい」とした。認知度や集客力の高さを勘案し、楽天が開催するイベントに出店したという。
また、ハウス食品のブースでは「しあわせの激辛」シリーズを販売。同社EC事業部マーケティングBUの上杉若那子氏は「自社EC限定ブランドなので、認知拡大を目的に出店した。激辛好きの人たちに知ってもらい、リピート購入してもらいたい」と述べた。