cottaが都内に初の常設旗艦店、商品展示や体験でEC導線を強化

2025年10月15日 16:06

2025年10月15日 16:06

 cottaは来年3月、東京都内に初の常設旗艦店を出店する。ブランド認知向上と、新規顧客の開拓が狙い。実店舗での商品の展示や体験を通じてECサイトへの導線を強化する。店舗ではライブ配信やインフルエンサーとのコラボ企画などを実施し、EC売上高の拡大につなげる。


1015160625_68ef47f171f60.jpg 出店するのは「cotta OIMACHI TRACKS店」で、店舗面積は51.9平方メートル。品ぞろえはプライベートブランド商品を含む1200点と、オリジナルのマフィンやパン、トレンドのアメリカンクッキーも販売する。

 来年3月26日に開業予定のJR大井町駅に直結する複合施設内に出店する。大井町駅はJR京浜東北線や東急大井町線、りんかい線の3線が乗り入れ、交通量が多く生活に密着したエリアと予想する。世帯年収は高い傾向にあり、製菓材料ECサイト「cotta」のユーザーとの親和性が高いと判断した。

 ターゲットは製菓・製パンを趣味とする30~40代の既存顧客。加えて、新規顧客層として商業施設のコアターゲットである大井町の居住者や大井町に通勤するオフィスワーカー、インバウンドを中心とした旅行者との接点を拡大する。

 店舗でライブ配信を行い、商品紹介を行う予定。またインフルエンサーや商業施設に出店する他社とのコラボイベントも視野に入れる。商業施設内のポップアップ展示なども計画し、認知度の向上を図っていく。

 ECサイトと店舗で顧客データを連携し会員情報や購入履歴、ポイントを共通化する。会員はECと店舗の両方でポイントを貯めて使えるようにする。

 商品にはQRコードを記載して、サイト上の商品説明やレビュー、レシピ情報を店舗利用時に閲覧可能。購入前の不安を払拭し、購入意思決定を促す。

 また、商品やレシピをアプリ上で「お気に入り」登録すると、ユーザーの興味関心を保持して次回購入やリピート購入、ECサイトでの購入促進につなげていく。このほか、アプリを通して、店舗限定特典やお知らせを配信する。

 店舗にはミニキッチンを設ける。簡単なデモンストレーションを実施する予定。

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