千趣会が東京駅でポップアップ 「進撃の巨人」の独自商品開発、新規顧客を開拓へ

2025年11月26日 17:40

2025年11月26日 17:40

 千趣会は11月17~25日の9日間、人気作品「進撃の巨人」のオリジナルアートを使用したベルメゾンオリジナルグッズを販売する期間限定ショップをJR東京駅丸の内地下南口改札外「動輪の広場」で開催した(画像)。


1126173907_6926bcab38eaf.jpg 「進撃の巨人」のオリジナルアイテムは、昨年12月に東京駅開業110周年記念として第1弾・第2弾、今年3月に第3弾の商品を販売し、今回は第4弾となるシリーズ最終章を飾るアイテムを開発。貴重な原作画を用いて「進撃の巨人」オリジナルアートを制作し、Tシャツやトートバッグ、アクリルスタンド、トレーディングカードなど計23商品に使用した。

 同企画のために東京駅構内での撮影を行って制作した、人気キャラクターが東京駅に降り立つようなリアルな世界観の「東京探訪」と銘打ったデザインのシリーズや、東京駅開業日の12月20日と「進撃の巨人」のキャラクター「リヴァイ」の誕生日である12月25日を記念したダブルバースデー企画商品(紅茶セットや記念メダルセットなど)といったオリジナリティのある商品を販売した。

 「進撃の巨人」公式Xアカウントからの発信など、ベルメゾンのユーザーだけでなく同作品のファンに直接情報が届く形で発信。ベルメゾン公式Xでは情報拡散につながるようXリポストキャンペーンも実施した。

 「『進撃の巨人』の原作マンガを使用している商品はレア」(千趣会)なこともあり、オープン前に40~50人の行列ができるなど注目を集め、外国人の姿もあった。

 今回、ポップアップでの買い物税込5000円ごとに、スピンオフ作品「進撃のスクールカースト」原作イラストを使用した非売品のオリジナル定期券風ステッカーを1枚プレゼントする購入特典を設けたが、ECでも1万円の購入につき、ポップアップとは別柄のステッカーをプレゼントする特典を展開。リアルとECの両チャネルで購入したくなる施策を実施した。

 千趣会によると、昨年12月に同じく「動輪の広場」で開催した第1弾のポップアップショップでは、同会場で開かれた催事として過去最高の日次売り上げを記録する盛況ぶりだったという。

 今回は、ポップアップ初日の11月17日に通販サイト「ベルメゾンネット」と「JREモール」「家具・インテリアのベルメゾン楽天市場店」の各オンラインショップでも同時に予約販売を開始しており、第1弾と比較してウェブと催事合計で約2倍の売り上げを見込んでいる。

 なお、今回の取り組みを機に、新たにベルメゾンの漫画・アニメ作品に関する商品情報を発信するXのアカウント「キャラメゾン(仮)」を新設しており、今後はIP(知的財産)ビジネスを強化する方針だ。

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