アスクルが独自防災セットを発売 事業者、個人向けでそれぞれ開発、〝本当に必要なもの〟厳選

2026年08月26日 14:41

2026年08月26日 14:41

 アスクルが防災用品のオリジナルセットの企画開発を強化している。専門家の意見をもとにセット内容を選び必要なものだけを入れたという防災用品と救急用品を1つにした事業者向け20人用防災救急セットや日常使いでできるバックパックに防災用品を収納した個人向け防災セットの販売を開始した。事業者、個人向けともにニーズを考慮した防災セットを企画・開発することで多発する自然災害などにより高まる防災対策への需要の取り込みを狙う。


0826173856_6a8ea62026d16.jpg 8月5日から販売を開始した事業者向け防災セット「防災士×衛生材料メーカー監修防災救急セット20人用」(写真㊤)はガーゼや三角巾、包帯などけがや急病への応急対応に必要な救急備蓄と災害発生後の生活を支える使い捨てトイレやアルミシート、マスクなど防災備蓄を組み合わせた衛生・生活用品を含む23種類31点をワンパッケージにしたセットで、防災士の災害現場や避難所での経験をもとに国内老舗衛生材料メーカーの知見も取り入れながら災害時に本当に必要となる用品だけを厳選したという。

0826174131_6a8ea6bbea0a3.jpg 例えば被災時の避難所では〝臭い〟が問題となることが多いことなどから臭気対策として抗菌消臭剤、また、「虫刺され」の応急処置のためのポイズンリムーバー、介護施設などで高齢者の搬送に活用できるディスポーザブル担架など従来の防災救急セットにはあまり入っていない用品を組み込んだ。一方で〝摘まむ〟という用途が同様であるため、ピンセットは廃して毛抜きのみを入れたり、カーゼは一般的な30×30cmサイズを多く入れるのではなく、切って使用すること前提に1m×30cmと大きめのものを入れ、現場の状況で変わるニーズに対応でき、かつ、コスト削減や省スペース化を図るなど工夫した。ケースは災害発生時でも中身を守る耐火・耐水性にあるアルミ箱を採用した。

 20人用としたのはメインターゲットの1つである介護施設で入居者数が近年、増加傾向にあることやこれまでの売上実績から最もニーズが高いこともあり多くの事業者で導入しやすい20人用の開発にまずは着手したとする。

 他の20人用の防災救急セットの価格は2万5000円前後が多いが、同商品は税込2万3800円と抑えた。同社運営の事業者向け通販サイト「ASKUL」のほか、個人向け通販サイト「ロハコ」で販売する。

 なお、同日には同商品とは別に紙箱タイプとしてコストを抑えつつ、省スペース化を図った事業者向け救急用品セット「これがあれば安心 基本の救急セット」も発売している。

0826173930_6a8ea6429c3a3.jpg 8月26日から販売を開始した個人向けの防災セット「防災バックパックセット」(写真㊦)は日常使いできるデザイン性と防災機能を兼ね備えた防災バックパックに防災士監修の救急キッドや折りたたみ給水袋、ラジオ、保存水、ようかん、非非常用トイレなどの防災用品13点を収納したスタッフサック(内袋)をセットにしたもの。メイン素材に使用済みクリアホルダーと工場内廃棄ペットボトルキャップを原材料に利用した生地「ReTA BASE」を採用し軽量かつ撥水性に優れたバックパックは約 530gと軽量ながら28Lの収納力、複数のポケットやアクセサリーループを備えるなど日常使いに配慮した機能性を持ち、普段は通勤・通学や外出時のバッグとしながら、災害時にはスタッフサックごと持ち出して避難できる。

 「防災バックパックセット」は同社と東京商工社、TRIFE DESIGNの3社で共同開発したものでクラウドファンディングサイト「Makuake」でまず数量限定で販売する。商品価格は税込2万5000円。「Makuake」の結果を踏まえて今後、販売を本格化していくのかなどを判断していくという。

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