記者の目 ARTICLE
516件の記事があります。
2016年10月20日 13:47
米アマゾンの動き
米経済誌ウォール・ストリート・ジャーナルが、アマゾンが米国でコンビニエンスストアの出店を計画していると報じた。食品事業を拡充し、店頭で生鮮食品を扱うという。また、同誌はオンラインで注文した商品を車まで届けるドライブイン拠点も近く導入予定だと伝えている。 米アマゾンを巡る報道ではほかにも、USPなどの
2016年10月13日 18:11
騒動のダメージは?
アマゾンジャパンの電子書籍読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」を巡る騒動がいまだ収束の兆しを見せない。一部作品でアマゾンの予想を上回る配信があり、出版社への支払いが膨らんだとみられ突如、当該作品の配信が停止。出版社らがアマゾンに対し抗議を発表するなど騒ぎとなっていた件だ。 ビジネス上でのアマ
2016年10月06日 11:28
再配達削減の啓発を
JDAソフトウェア・ジャパンの調査で通販商品の再配達依頼回数を尋ねたところ、2回以上のとの回答が33%で、そのうち6回以上というのも3%だった。約2100人の回答者へのアンケートであり、6人程度の数となる。 僅かな比率かもしれないが、6人で6回以上ということは36回以上配達したことになる。本来1回
2016年09月23日 17:35
青汁市場の行方
通販市場で「青汁」の評価は定着している。なかなか通販が軌道に乗らない新規参入企業も青汁で糸口を掴むケースがある。成長を果たした企業でも青汁がさらなる成長をけん引することがある。 青汁は、流通市場では中小が多いといえる通販企業が総力で市場を確立した数少ない成功例だ。市場はどこまでも広がるように感じる
2016年09月08日 11:05
脱価格訴求の一手
数十年続く老舗の干物メーカーが、東京・銀座に飲食店を出店した。目的は高単価商品の購買促進だ。 同社は創業時から続く製法で製造し、特大サイズで脂ののりの良い干物が特徴。品質にこだわった商品はスーパーよりも高額で、ネット販売の購入のハードルになっていた。先の担当者は「おいしそうな画像を用意しても売れない
2016年09月01日 11:40
神奈川県警の異変
健康食品の摘発で恐れられてきた神奈川県警に異変が起こっている。これまで活発だった薬機法(旧薬事法)違反の摘発の動きが鈍っているのだ。 きっかけは、通販会社の薬機法違反に絡み、その関連本を出版していた現代書林の摘発(無罪確定)かもしれない。昨年末の逆転勝訴で東京高裁が県警の名誉毀損を認定。以降、県警
2016年08月25日 14:55
アイデアからチャンスを
「今の時代、世の中に出ていない新しいジャンルの商品をゼロから作ってヒットさせることは難しい。既存の商品に何かアイデアを付け加えたものを売り方で工夫していくしかない」と語るのはある雑貨通販企業。 有力な職人を起用して良い商品を作れば、黙っていても売れるというのはごく一部の話。多くの企業は販促
2016年08月25日 14:55
アイデアからチャンスを
「今の時代、世の中に出ていない新しいジャンルの商品をゼロから作ってヒットさせることは難しい。既存の商品に何かアイデアを付け加えたものを売り方で工夫していくしかない」と語るのはある雑貨通販企業。 有力な職人を起用して良い商品を作れば、黙っていても売れるというのはごく一部の話。多くの企業は販促
2016年08月05日 10:39
後味の悪さを残す配送
「悪いことをしているみたい。もう頼めない...」。頻繁に利用していた某大手スーパーの通販サイトでの買い物をもうやめると妻。曰く"配送員"が原因のようだ。 当該サイトではペットボトル飲料を「箱買い」することが多く、必然、荷物は"重い"。そのため配送員はほぼ毎回、「腰が痛い」とつぶやきつつ、荷物を頻繁
2016年08月05日 10:39
後味の悪さを残す配送
「悪いことをしているみたい。もう頼めない...」。頻繁に利用していた某大手スーパーの通販サイトでの買い物をもうやめると妻。曰く"配送員"が原因のようだ。 当該サイトではペットボトル飲料を「箱買い」することが多く、必然、荷物は"重い"。そのため配送員はほぼ毎回、「腰が痛い」とつぶやきつつ、荷物を頻繁
2016年07月28日 11:17
ヒット商品の"種"
輸入商材の卸販売を行う担当者が、自社通販で好調だったある商品を通販企業のバイヤーに提案したところ、「自社で売れたならあえて卸販売をしなくていいのでは」などと断られたという。類似の商品が少なく希少性があるものの、商品の知名度が低いことがネックになったようだ。 通販でヒット商品を開発することは簡単では
2016年07月21日 11:40
課徴金運用の布陣
6月の消費者庁人事で公正取引委員会出身の東出浩一氏が執行担当の審議官に、大元慎二氏が表示対策課長に就いた。2人とも「審査局犯則審査部」の出身だ。 聞き慣れない部署だが、「犯則審査」とは談合など独占禁止法違反に絡み、検察への刑事告発を前提にした事件を扱うところという。「司法の入口といえる部署で、時に関
2016年07月16日 18:03
越境ECの鍵は?
越境ECが注目されている。欧米や中国などにアニメグッズやぬいぐるみなどを販売しているトーキョーオタクモードは2013年から越境ECを開始。最初のテスト段階では2SKUだったが、今では3万SKUにまで拡大している。成功している企業が決して多くない越境ECの分野で、同社は着実に拡大を遂げている。 担当
2016年07月07日 11:23
レンタル品の価値
服やバッグ、アクセサリーといったファッション商材のオンラインレンタルサービスが注目を集めているが、サービスの継続・拡大には商品の調達力と出口戦略の両面が大事なようだ。 服を扱うプレーヤーの多くがレンタル用に新品を調達し、メーカー系では自社商品を扱うが、一度でもレンタルされると商品の価値は下がるため
2016年06月02日 18:16
期間延長の意味
クレジットカードのセキュリティー基準「PCI DSS」が新バージョンとなった。前バージョンでは、ぜい弱性のある暗号化通信(SSLや初期TSL)から新暗号化通信への移行期限が今年6月末となっていたが、基準策定団体が事業者の声を受け入れ、移行期限が2年間延長されることになった。 新しい暗号化通信は古い
2016年05月19日 15:02
羽毛産地偽装、迅速に対応せよ
低価格の中国産羽毛を高級な欧州産と偽装、または「欧州産」と表示されているにも関わらず、実際には中国産の安い羽毛が大量に混入している疑いのある寝具が国内で大量に出回っている可能性があると言われる、いわゆる羽毛の原産地の偽装表示問題が話題となっている。 「加盟各社に適切な産地表示を求める警告文
2016年05月19日 15:02
羽毛産地偽装、迅速に対応せよ
低価格の中国産羽毛を高級な欧州産と偽装、または「欧州産」と表示されているにも関わらず、実際には中国産の安い羽毛が大量に混入している疑いのある寝具が国内で大量に出回っている可能性があると言われる、いわゆる羽毛の原産地の偽装表示問題が話題となっている。 「加盟各社に適切な産地表示を求める警告文
2016年05月12日 11:35
父の日への期待
今年はGWと重なったことで例年以上の盛り上がりを見せた母の日商戦。通販でも年々市場規模が広がっており、連休と絡めた特集など積極的な展開が各社で見られた。 その勢いで6月の父の日商戦も期待したいところだが、ある仮想モールの担当者は「母の日と比べると少しおとなしい印象」と語る。特に若い女性にとっては同
2016年04月28日 11:01
良い「直帰」とは
「通販サイトにおいて『直帰』と聞くと何か悪い印象を受けてしまうが、実際には直帰の中にも『良い直帰』がある」と語るのは大手小売り企業の通販担当者。実店舗を持つ同社によると、通販サイトから直帰した人の中には実店舗で買う前に価格や色などの最終確認をするためだけに来た人もかなりの割合でいると説明。売り手に
2016年04月07日 11:26
モノでコトを促す
新規顧客へのリーチや、既存顧客の満足度とLTVの向上などを目的に食品を扱うファッションECが増えている。雑誌社やファッションEC専業、有店舗アパレルなど顔ぶれはさまざま。 もちろん、やみくもに食品分野に手を出しているわけではなく、その品ぞろえを見てみると、海外セレブ御用達のワインやスイーツ、オーガ
2016年03月25日 11:56
〝しがらみ〟から脱却を
参入間もないメーカー系通販でたまにみられるのが、本業で築いてきた「企業ブランド」を使った新規獲得だ。獲得した顧客は優良顧客である場合が多い。 ただ、デメリットの方が多いと感じる。顧客と直接つながるため、わずかな売り上げでも社全体を背負う責任が重くのしかかる。本業を意識して、自由な戦略も取れない。獲
2016年03月25日 11:56
〝しがらみ〟から脱却を
参入間もないメーカー系通販でたまにみられるのが、本業で築いてきた「企業ブランド」を使った新規獲得だ。獲得した顧客は優良顧客である場合が多い。 ただ、デメリットの方が多いと感じる。顧客と直接つながるため、わずかな売り上げでも社全体を背負う責任が重くのしかかる。本業を意識して、自由な戦略も取れない。獲
2016年03月03日 14:56
売り手市場に警戒
先日行った採用アンケートによると、今年度も「売り手市場」という回答が多数を占めた。複数の内定を持ちながら就活を続ける学生が多く、企業側からは危機感の薄さを指摘する意見も聞かれた。 優秀な人材に限った極端な事例だとは思うが、こういった話を聞くと気がかりなのは入社後の彼らの状況だ。気持ちの緩みを持った
2016年02月25日 14:13
真の地方創生とは
「いかに"自走"できるビジネスを地方に残せるか」。ネットビジネスを支援することで地方の活性化に取り組む某社の担当者は地方創生のカギをこう力説する。そのためには「地方に尖った目立つ成功例をまず作ること」が重要だという。すると大都市に目が向いていた地方の若者が惹かれ、そこの門を叩き、次代の人材にバトン