通販新聞のコラム COLUMN
692件の記事があります。
2022年03月10日 13:04
技術は活用法次第
映画『チェチェンへようこそ』を観た。ロシア連邦チェチェン共和国で、同性愛者が警察などから拷問を受け、殺害されている事実を告発した衝撃的なドキュメンタリーだ。 この映画では生命を守るため、「ディープフェイク」などの技術を使って当事者の顔や声を別人に変えている。違和感は少なく、モザイクやボイス
2022年03月03日 13:08
一刻も早い平和を
日用品や食品の値上げが続いている。3月に入ってからもサバやイワシの缶詰や冷凍食品、食用油、トイレットペーパーなどが値上げ。加えて、電気やガスの料金も上がるよう。 生活に密着するモノの値上がりはコロナ禍でただでさえも高くない消費意欲をさらに低下させかねない。通販事業者を含む小売事業者には頭の
2022年02月25日 17:29
マンション下のお店
車でマンションやオフィス街に駆け付け、商品やサービスを提供する移動販売車が、コロナ禍で外出や遠出を控える消費者に歓迎されているようだ。 飲食関連のキッチンカーは以前からよく見かけるが、商社が移動販売のプラットフォームを構築したこともあり、最近ではアパレルやブランド品買い取り、整体など、提供
2022年02月17日 12:31
万全な準備が必要
オイシックス・ラ・大地の新物流センターで1月に発生したトラブルは、商品の到着が遅れたりしたことが原因という。 高精度のマテハンを導入したセンターだが、ピッキング等の対象となる商品そのものがそろわず稼働しなかった。生産性を向上するはずの機器類が機能しないと大変なことになると思い知らされた。
2022年02月10日 12:39
農作物の行方
越境EC関連企業によると、日本の農作物は中国で高い評価があるという。いわく、「日本人が思っている以上に中国にはお金持ちが多い」ようで、ブランドのシャインマスカットが日本の5倍以上の高値を見込めるなど、想像以上に人気のようだ。 今は検疫関係の規制などで、農作物の越境ECにはハードルがあるらし
2022年02月03日 12:33
ハイリスクな広告
不正競争防止法に基づく北の達人コーポレーションによるはぐくみプラスの提訴は、アフィリエイターが作成した広告が訴訟対象になっていた。品質誤認表示等があるとして損害賠償を求め、知財高裁は請求を認めた。 消費者庁が検討するアフィリエイト広告規制は、報告書案で広告主の責任を明確にする。悪質広告主へ
2022年01月27日 12:29
非公開と消費者保護
ネットショップ作成サービス「BASE」が、ショップ所在地と電話番号の非公開設定を可能にした。「特定商取引法に基づく表記」に関して、個人事業者の場合は一定の条件を満たすことで、プラットフォーマーの住所と電話番号の記載で代えられる、という消費者庁の見解が出たためだ。 誰もが通販ができる時代とな
2022年01月20日 11:38
メタバースの行方
「メタバース」が注目されている。様々な世界観のネット上の仮想空間で通販実施企業もバーチャルショップを出店する。商品のPRや通販サイトへの集客の観点からますます通販事業者の活用が進むかも知れない。 ただ、思い起こされるのは十数年前にあった3D仮想空間「セカンドライフ」。当時は多くの通販企業が
2022年01月13日 10:48
1ピースの価値
2歳の息子のクリスマスプレゼントに「くもんのジグソーパズル」をあげた。乗り物が大好きな彼は、新幹線の絵柄を完成させては毎日楽しんでいる。 ところが先日、1ピースを紛失。説明書の案内通りに電話すると、欠けた分を無料で当日中に送付してくれるという。 「予想を超える顧客体験が高評価レビュ
2021年12月24日 12:35
再配達問題は続く
国土交通省が発表した10月にける宅配便の再配達率は11・9%となり、半年前、1年前と比べ僅かながらアップした。10月は、9月末に緊急事態宣言が解除され、出勤や外出の機会が増え、在宅率が低下したためと見られる。 この2年間、再配達率は一気に低下した。テレワークによる在宅率の高さに加え、置き配
2021年12月16日 14:18
本当に「宇宙」へ
ゾゾの創業者で実業家の前澤友作氏が宇宙旅行を口にしたのは、ゾゾの社長を退任した2019年9月のこと。あれから2年強、本当に宇宙に飛んだ。 日本の民間人が国際宇宙ステーションに滞在するのは初めてで、約12日間の滞在期間にさまざまなミッションを行う。まずはウーバーイーツの特別配達パートナーとな
2021年12月09日 09:40
ベースの底上げ図る
キューサイは、青汁事業からケール事業への転換に挑んでいる。「ケール」の魅力が伝わればキューサイのファンになり、青汁を含めベースの底上げにつながる、という戦略だ。 日本文化の普及や、これを象徴する抹茶の魅力発信を通じてブレイクしたネスレ日本の定番商品「キットカット」。キューサイも同様の戦略を
2021年12月02日 12:43
作業しやすい車両
ヤマト運輸と日野自動車が宅急便の集配用の新たなウォークスルー車両の実証実験を開始した。 新車両は小型のトラックで普通免許で運転できるという。既に生産を取りやめた従来車両は中型免許でないと運転できなかったことから、ドライバーの確保が行いやすいというメリットがあり、電動のため温室効果ガスの排出
2021年11月25日 11:32
SNSマーケの難易度
先日、ある企業の商品を著名なインフルエンサーがSNSで紹介したところ、その日の内に2000点の注文が入ったという。 特に依頼したものではなかったため企業側も驚き、早速、本格的にSNSマーケティングを始めたが、以降、同じような規模での効果はまだ得られていないとする。 同社曰く「意図し
2021年11月25日 11:32
SNSマーケの難易度
先日、ある企業の商品を著名なインフルエンサーがSNSで紹介したところ、その日の内に2000点の注文が入ったという。 特に依頼したものではなかったため企業側も驚き、早速、本格的にSNSマーケティングを始めたが、以降、同じような規模での効果はまだ得られていないとする。 同社曰く「意図し
2021年11月18日 12:08
原材料高騰に懸念
「売れ行きにどう影響するのか心配」。年末年始に向け、おせちや海産物の販売がスタートしている。昨年は巣ごもりの効果もあり、売り上げを伸ばした事業者も少なくなかったが、今年も各社の出足は今のところ悪くないようだ。 ただ、懸念もある。原材料の高騰だ。「価格に転嫁しなければならない。お客様には理由
2021年11月11日 10:21
ファンの可視化
8月に民事再生手続きを申し立てたサン宝石が、聖和趣味の会とスポンサー契約を締結した。 サン宝石では10月、再建に向けてクラウドファンディングを実施。1カ月弱という短期間にもかかわらず、目標額300万円のところ、1200万円を超える支援額と2400人超の支援者が。資金はカタログ印刷などに活用
2021年11月05日 12:06
予測精度と機微
日本生協連はAIを活用してカタログ配布の適正化を図っている。購入履歴や関心事からニーズを予想して、必要とする顧客を絞り込む。配布部数を半分に減らしても、受注率は9割を維持するなど予測精度は高い。 カタログは制作や配布のコスト負担が大きい。ネット受注が中心になり、カタログは果たすべき役割を終
2021年10月28日 12:30
再配達率が高まる?
緊急事態宣言が解除されてから1カ月が経ったが、テレワークでなく出勤する日数を増やした企業は多いことだろう。そこで1つ気になることがある。宅配便の再配達が増えているのではないかということだ。 10月は4月とともに国土交通省が行っている再配達に関する調査の該当月となっている。在宅率が多少なりと
2021年10月21日 10:24
真のOMOに期待
次世代型店舗のひとつとしてショールーミングストアやOMOストアが注目され、さまざまな形式の実店舗がオープンしている。 アパレル業界でもOMO店舗の事例が増えてきたが、EC注文品の店舗受け取りや試着サービスなどECから実店舗に送客するケースが中心で、商業施設側がメリットを得やすい取り組みが多
2021年10月14日 11:59
体験型返礼品に注目
コロナ禍でふるさと納税の人気が高まっているとのニュースを目にした。確かに一ユーザーとしても、旅行ができなくなった分、地域の名産品を自宅で味わいたいとの気持ちは強くなっている。 一方、今年は夏場に記録的な長雨となったため、農産物などに多くの被害が出ているとの指摘もある。目当てにしていた旬の味