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ほぼ日手帳は、新作となる2020年版で19年目となる人気商品。19年版では85万部を販売しており、近年はアメリカや中国での海外売り上げも好調に推移している。スケジュール帳や、日記、ノート、スケッチブック、スクラップ帳、写真アルバムなど、自由な使い方ができる点が特徴となっている。
20年版は99種類を販売。新商品としては、1年分の「月間カレンダー」と、ノートのように使える「方眼ノートページ」を組み合わせた「デイフリー」を販売。通常のほぼ日手帳は「1日1ページ」というレイアウトが特徴だが、「もっと自由に使いたい」という要望に応えたスタイルの手帳となっている。
ほぼ日手帳はスタンダードタイプの「1日1ページ」レイアウトが人気だが、近年は1週間1ページスタイルの「weeks」も売れている。「『1日1ページ書く』ことをプレッシャーに感じ、ほぼ日手帳から離れてしまうユーザーもいるが、1週間で1ページなら比較的気軽に使えるので、ほぼ日手帳に戻ってくるケースもあるのではないか」(同社)とする。
手帳カバーも多数展示。20年版では漫画家の松本大洋さん、写真家の幡野広志さん、イラストレーターの祖敷大輔さん、デザイナーの皆川明さんとコラボレーションしたカバーも販売する。
社長である糸井重里氏が手掛けた、1994年発売のゲーム『MOTHER2』とのコラボカバーも販売。「タイルのどせいさん」(=写真)は、実際に小さなタイルを1つひとつ組み合わせることで、人気キャラ「どせいさん」の持ち味を立体的に表現した。16年版で大人気だったプリントカバー「CAST」の革バージョンも販売。『MOTHER2』の登場人物が並ぶ様子を革の型押しで表現した。
展示会ではアパレル商品も紹介。人気商品「ほぼ日の水沢ダウン」は、デサントが開発した「水沢ダウン」にデニットデザイナー三國万里子さんによる編み柄の裏地を加えたのが特徴で、「『ほぼ日らしさ』を出すために、裏地を変えてみたらどうか」(同社)という発想から生まれたという。